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猫の分離不安症とはどんな病気?症状や原因、対策・解消法などを解説!|猫の保険

分離不安症は、人間や犬で発症報告が多い病気です。近年は、猫の発症報告も増えており、愛猫家にとって気をつけておきたい病気の1つです。
また、分離不安症は、症状が顕著に現れにくい心の病気です。命に関わるケースは少ないものの、放置しておくと重大な問題を引き起こす可能性があります。では、一体どのような症状が考えられるのでしょうか。今回は、猫の分離不安症の症状や原因、対策・解消法などを解説します。

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猫の分離不安症とは?

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分離不安症とは、猫が愛着を感じている人と物理的に離れることで生じるストレス反応で、体調や行動にさまざまな異常をきたす精神的な疾患です。どんな猫でも愛着を感じている人と離れれば、多少のストレスを感じますが、それにより身体や行動に苦痛を伴う問題が生じると分離不安症と呼ばれます。

一般的に、分離不安症を引き起こす愛着の対象は、飼い主家族、あるいは家族の中の特定の誰かです。

猫が分離不安症になると現れる症状とは?

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体調や行動にさまざまな異常をきたす分離不安症には、どのような症状がみられるのか紹介します。

身体的に現れる症状

分離不安症を発症した猫の身体的に現れる症状は次の通りです。

  • 過剰なよだれやパンティング
  • 下痢が続いている、または下痢の頻度が増える
  • 過剰なグルーミングによる脱毛や皮膚の炎症
  • 過食気味あるいは、拒食気味になる
  • 猫がひとりでいるときにだけ、嘔吐するようになる、または通常より嘔吐が増える

また、分離不安症による脱毛や皮膚の炎症は、特に下腹部あたりによくみられます。さらに、過度なストレスが原因で特発性出血性膀胱炎を引き起こす可能性があります。

行動に現れる症状

分離不安症を発症した猫の行動に現れる症状は次の通りです。

  • トイレ以外での不適切な排泄や失禁
  • 1匹でいるとき過剰に大きな声で鳴く
  • 家具や物をかじったり、壊すなど攻撃的、破壊的な行動をする
  • 帰宅後の飼い主に対して、過度に後を追いかけたり甘える

これらの症状は、分離不安症のみならず、他の病気でも起こりえる症状です。例えば、不適切な排泄は、膀胱炎や腎不全、糖尿病など尿量が増える病気でも起こります。過剰に大きな声で鳴く行動は、甲状腺機能亢進症や認知機能の低下などでも起こります。そのため血液検査などの身体検査を行い、分離不安症が原因かどうかを調べる必要があります。

猫の分離不安症の原因

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分離不安症を引き起こした場合、さまざまな原因が考えられます。

例えば、猫は環境の変化に敏感な動物です。引っ越しをしたり、飼い主が職業を変えたことでいつも一緒にいた同居人がよく家を空けるようになったりなど、飼い主の生活の変化が引き金になり、猫のルーティンが崩れることで引き起こす可能性もあります。

また、本来猫は、ある程度の年齢になると、母猫は子猫を置いて移動したり、自分のテリトリーから追い出そうとします。一方、家猫の場合は、一生親離れをする必要がありません。そんな生活をしていくなかで、急にその親がいなくなれば、大きな不安感を抱き分離不安症を引き起こすケースも少なくありません。

そのほか、留守番中に、聞いたこともないような大きな音に驚いたなど、トラウマになるほどの恐しい経験をした場合、分離不安症を引き起こすことがあります。

分離不安症になりやすい猫の特徴

分離不安症になりやすい猫として、品種による差は特にないとされています。若い猫に好発傾向にあり、0〜1歳までに経験した環境や出来事が起因して分離不安症を発症することが多いです。そして、多くの猫は5歳頃まで症状が続くといわれています。また、避妊した猫より去勢した猫、つまりオス猫の方が多いという報告もあります。

そのほか、次のような猫が分離不安症になるリスクが高いとされています。

  • 臆病で甘えん坊な性格の猫
  • 早期に離乳した猫
  • 同居人が飼い主1人だけしかいない猫
  • 飼い主の事情で引っ越しを経験し、生活環境が大きく変わった猫

愛猫の性格や、環境の変化によって発症リスクが変わります。上記のような猫に、トラウマになるような刺激が加わるなどすれば、発症リスクが高まるといわれています。

猫の分離不安症を放置するデメリット・リスク

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猫の分離症を放置するとさまざまなデメリット・リスクが考えられます。

  • 時間とともに悪化し、好ましくない行動がますますひどくなる
  • 慢性的なストレスは猫の健康に生理学的影響を及ぼすことがある
  • 免疫系にダメージを受けて病気になりやすくなる
  • 拒食や過食など、普通に食事をすることも不如意な状態になる
  • 膀胱炎などの他の病気を併発する可能性もある
  • 嘔吐や軟便、下痢になる

猫を分離不安症にしないための対策・解消法

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猫の分離不安症は、環境による要因が大きいとされています。ここでは、分離不安症にしないための対策・解消法を紹介します。

猫のテリトリーをつくる

猫は縄張り意識の高い動物です。テリトリーをつくってあげる、または環境を整えてあげることで、愛猫が一番安心できる場所を確保することが大切です。例えば、ケージは猫のテリトリーとして最適です。ジャンプして登れるほどの段差が2〜3段あり、トイレやベッドを置けるほどの大きさがおすすめです。ケージは、飼い主が一番滞在時間の長い部屋に置き、飼い主のニオイのついた物をベッドの中に入れておきます。

決まった時間に遊んであげる

毎日、決まった時間に遊んであげましょう。ポイントは、遊ぶ時間は飼い主がコントロールすることです。猫のタイミングに合わせれば、「わがままを聞いてくれる」「いつでも遊んでくれる」と思わせてしまうことがあります。もし、自分の思い通りにならなかった場合、感情をコントロールすることができず分離不安症を引き起こすことがあります。

外出するときは、猫を刺激しないようにそっと出かける

分離不安症は、飼い主が家を留守にするときに発症します。外出するときは、猫を刺激しないようにそっと出かけましょう。具体的には、テレビや電気をつけっぱなしにして出かけたり、愛猫の好物を与えてから出かけるなどが効果的です。飼い主が留守中と在宅中で同じ環境を整えてあげることが大切です。

また、飼い主が帰宅したときもポイントです。愛猫が喜んで甘えてきても、同じような温度感で接するのではなく、猫の興奮が冷めてから接するようにしましょう。

粗相の跡があっても叱らない

分離不安症を引き起こした猫は、飼い主が留守中にトイレ以外の場所で排泄してしまい、飼い主が帰宅すると粗相の跡があるといった事態がよくあります。また、家具や物を壊すなど攻撃的な行動もみられます。

帰宅時にそのような跡があっても、淡々と片付けるようにしましょう。猫は、その場で注意しないで後から叱られても、何を叱られているのかわからないため、より不安を煽ることになります。

子猫を新しく迎え入れる

留守番中の遊び相手を増やすことも効果的です。その際は、子猫を迎えるのが好ましいでしょう。縄張り意識が根付いている成猫を新しく迎えても、喧嘩や対立が増えてより負担をかけてしまう場合があります。

また多頭飼いは、予防策としても効果的です。子猫の時代から2匹目を迎え入れたり、先住の動物がいるといった状態が好ましいです。

愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう

ペット保険


分離不安症の傾向が強い場合には、治療としては、抗うつ剤などの薬を使う場合があります。これらの薬物は、効果が得られるまでに1〜2ヶ月かかることもあり、多くの場合は数ヶ月以上服用を継続する必要があります。

そのためには、ペット保険に加入することを検討しても良いかもしれません。

まとめ

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いかがでしたか。今回は、猫の分離不安症とはどのような病気なのか、症状や原因、対策・解消法などを解説しました。分離不安症は、猫自身の問題だけではなく、飼い主の生活環境によって引き起こされる恐れがあります。さまざまな対策・解消法がありますが、その傾向が強い場合には、動物病院での治療や数ヶ月間の薬の投与が必要になる可能性があります。万が一の場合に備えて、ペット保険への加入を検討してみるのも良いかもしれません。

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