猫が誤飲したかも?症状と形跡からチェックしよう!│猫の保険
「愛猫が何度も嘔吐している」
「帰ったらゴミが散乱していた」
このような場合は、猫が異物を誤飲してしまっている可能性があります。誤飲は非常に危険であり、食べたものによっては死に至ることもあるため注意が必要です。
今回は、猫の誤飲が疑われる症状や部屋の中の形跡、猫が誤飲しやすいものなどを紹介します。

- 猫が誤飲したときの症状のチェック項目とは?
- 猫が誤飲しても危険度が低いものは?
- 猫が誤飲したものを吐き出した場合は?どうすればいい?
- 猫が誤飲したものはどれくらいで出てくる?
- 愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう
- まとめ
猫が誤飲したときの症状のチェック項目とは?

飼い主が目を離しているときや留守番中などに、猫が誤飲してしまうことは少なくありません。
以下のような症状が見られる場合は、何かを誤飲してしまった可能性が考えられます。
- 嘔吐
- 何度も吐こうとしているが吐かない
- 下痢
- 食欲不振
- ぐったりしている
- 呼吸が荒く苦しそう
- 口を開けたり閉じたりを繰り返す
- 喉から聴き慣れない音がする
- よだれが出ている
- 口の中の粘膜や舌、歯茎などが青紫色になっている
- 痙攣
誤飲の症状は、閉塞によるものと中毒症状の2つに分けられます。
閉塞とは、異物が食道や胃、腸などに詰まってしまうことです。異物によって消化器が傷ついたり、血流が悪くなって壊死したりする恐れもあります。中毒症状は、異物に含まれる成分によって嘔吐や呼吸困難、痙攣といった症状があらわれることです。
どちらも危険であり、死に至る可能性もあります。
部屋の中に誤飲した形跡があるかも確認
愛猫の体調に異変が見られないものの、「おもちゃが1つ見当たらない」「ゴミが散らばっている」など、誤飲した形跡がある可能性もあります。
以下のような状況の場合、誤飲が疑われます。
- ゴミ箱の中身が散らばっている
- ティッシュが散乱している
- キッチンを荒らした形跡がある
- ヘアゴムやアクセサリーなど、小さなアイテムが見当たらない
- おもちゃがなくなっている
- おもちゃが壊れて中身が飛び出している
- 服や毛布、クッションなどを噛んだ形跡がある
- ペットシーツやビニール袋がボロボロになっている
- 裁縫箱を漁った形跡がある
少しでも「いつもと違う」と感じたら、誤飲の可能性を疑いましょう。
猫が誤飲しやすいものに注意
猫が誤飲しやすいものとしては、以下が挙げられます。
- 糸や洋服の紐、ビニール紐
- スポンジやジョイントマット
- 釘や骨、針など尖ったもの
- クッションやカーテンなどの布製品
- ティッシュやペットシーツ
- 小さなおもちゃ
- アクセサリーやストラップ
- ビニール袋やラップ
- タバコ
- 電池
- 人間用の薬
- 保冷剤
- 花や観葉植物
また、人間の食べ物によって中毒症状を引き起こしてしまうこともあります。具体的には、以下のような食べ物に注意が必要です。
- チョコレート
- ネギ類
- ぶどう、レーズン
- イチジク
- アボカド
- エビやカニなど生の甲殻類
- 生のイカやタコ、貝類
- キシリトール
- ナッツ類
- アルコール
- カフェイン
猫が誤飲しても危険度が低いものは?

誤飲の危険度は、誤飲したものによって大きく異なります。
猫にとって毒性が低いものや小さくて細かいもの、丸いものなどを少量誤食した場合は、あまり症状が見られないこともあるでしょう。
ただし、症状が出るまで時間がかかったり、徐々に症状が深刻化したりする可能性もあります。誤飲した場合は、食べたものの種類や量にかかわらず、速やかに動物病院に連れていきましょう。
猫が誤飲したものを吐き出した場合は?どうすればいい?

動物病院に連れて行く前に、猫が誤飲したものを吐き出すこともあります。
吐いた直後は、水やフードを与えるのは控えてください。胃腸が動くことで、症状がさらに悪化してしまう可能性があるためです。体調を観察しながら、動物病院に連れていきましょう。
また、「異物を吐き出したから問題ない」と判断するのもやめましょう。誤飲したものをすべて吐いたとは限らず、体内に残っているかもしれません。
猫が誤飲したものはどれくらいで出てくる?

誤飲したものが出てくるまでにかかる時間は、誤飲したものの種類によって異なります。
一般的に、食べたものは2〜4時間ほどで腸へ移動します。しかし、異物の場合は長時間胃にとどまってしまい、なかなか出てこないことも少なくありません。誤飲から3日ほど経ってようやく便として排出されたり、数日後に吐き出したりするというケースもあります。
また、サイズや形状などによっては食べ物と同じスピードで出てくることもあります。
このように、誤飲したものが出てくるまでの時間はケースバイケースです。放置した結果腸閉塞を起こす可能性もあるため、「すぐに吐かなかったから大丈夫」と判断せず、すぐに動物病院を受診してください。
愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう

愛猫の万が一のケガや病気のリスクに備えるためには、ペット保険に加入するのがおすすめです。ペット保険に加入することで、治療費の補償を受けられます。
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まとめ

猫の誤飲が疑われる場合は、愛猫の体調と誤飲の形跡を細かくチェックしましょう。嘔吐や下痢、食欲不振や震えといった異変が見られる場合は、すぐに動物病院を受診してください。また、症状が出るまで時間がかかる場合もあります。目立った症状はないが何かを漁った形跡がある、おもちゃやペットシーツがボロボロになっている、などの形跡が見られる場合も、万が一に備えて獣医師に相談することが大切です。