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【獣医師監修】猫の年齢は人間の年齢に換算すると何歳?平均寿命や長生きのポイントなどを徹底解説!

猫も長寿化が進み、年々平均寿命が伸びていますが、人間の年齢に換算すると一体何歳なのか気になったことはありませんか?大切な家族と少しでも長く一緒に暮らすために、平均寿命などを知っておくことで、年齢にあったケアをしてあげられるようになります。
今回は、猫の年齢を人間に換算した場合や平均寿命、長生きするためのポイントなどについて解説します。

猫、団体、室内

猫の年齢は人間の年齢に換算するとどれくらい?

猫、布団、見つめる


猫の年齢は人間の年齢に当てはめると一体何歳になるのでしょうか。
一般的に、猫が生まれてから1年で人間の20歳程度に相当すると言われます。
猫は生まれて1ヶ月で人間でいうと1歳になり、2ヶ月では3歳、3ヶ月では5歳と急速に成長します。そして、1歳齢以降は、1年間にだいたい4歳ずつ年をとる計算で考えると良いでしょう。7歳以降は高齢期となり、徐々に老化が始まっていきます。
歳の重ね方は、猫種や飼育環境により個体差がありますが、猫種でそこまで大幅に変わることはありません。

年齢早見表

計算方法を使えば、猫の年齢を人間の年齢に換算することができますが、計算をしなくても、年齢早見表を活用すればすぐに愛猫の年齢を換算することができます。
猫種や飼育環境などによる個体差はありますが、以下の年齢早見表を参考にしてみてください。

猫の年齢 人間の年齢 成長段階
2週間 半年 子猫(成長期)
1ヶ月 1歳
2ヶ月 3歳
3ヶ月 5歳
6ヶ月 9歳
9ヶ月 13歳
1歳 17歳 成猫(成人期)
1歳半 20歳
2歳 23歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳 高齢猫(高齢期)
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳
15歳 76歳
16歳 80歳
17歳 84歳 超高齢猫(超高齢期)
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 100歳

猫の平均寿命はいくつ?野良猫と飼い猫で違う?

猫、リラックス、見つめる


一般的に猫の平均寿命は12〜18年程度といわれており、平均寿命は年々伸びています。 猫種によっても平均年齢は変わり、混血種の方が純血種よりも長生きしやすい傾向があります。
また、アメリカの猫情報サイト「catster」に掲載されていた表によると、外猫(OUTDOOR)の方が完全室内飼育の猫(INDOOR)に比べて、平均寿命が短いという研究結果が出ています。
外側の茶色が室外飼育の猫の人間年齢で、内側の赤茶色が室内飼育の人間年齢、そして内側の青い年齢が猫の年齢です。 この表の10歳の猫で比べると、家猫の場合は56歳ですが、外猫の場合は88歳と年齢に大きな違いが出ていることがわかります。


猫、年齢


外飼いの猫はウイルスや寄生虫などの感染症にかかりやすいことや、交通事故や怪我にあう可能性が飼い猫より高いことが挙げられます。
愛猫に長生きしてもらいたいと思った場合には、まずは外飼いをやめて、完全室内飼いを徹底するところから始めると良いでしょう。
しかし、この表だと外猫の定義付けが不明確なことに加え、日本の統計ではないので、あくまで参考程度にみてくださいね。

猫の年齢のギネス記録「38歳」

ギネス記録に登録されているのは、38歳と3日生きた記録を持つクリームパフちゃんです。
人間の年齢に換算すると、約170歳まで生きたことになります。
また、日本動物愛護協会では、長寿動物の表彰活動を行っており、2019年の最高齢の猫はドン君で27歳でした。ここまでとはいきませんが、少しでも愛猫と長く過ごすために、食事や環境に気をつけてあげましょう。

【年齢別】猫の特徴と見分け方

猫、キトンブルー


ここからは、猫の年齢が不明な場合において、おおよさの検討をつけるための特徴や見分け方についてご紹介します。また、動物病院へ連れて行くことで、獣医師が判断した推定年齢を参考に、何年生まれかを決めることができます。推定年齢を確認することで、野良猫でもペット保険に加入できる可能性があります。

1:子猫期

0〜1歳は人間でいうなら赤ちゃんから高校生くらいまでの、成長が著しい子猫期です。
子猫かどうか見分けるには、歯をチェックすることが有効です。猫の乳歯は生後約3〜4週間で生えはじめ、生後約2ヶ月で生え揃います。まだ乳歯が生えていないのであれば、大体生後2週間以内の赤ちゃんだということがわかるでしょう。 また、子猫は生後1週間で目が開くので、目が開いていない状態だった場合、生後1週間未満の子猫と判断できます。さらに生後2ヶ月くらいまでの子猫は、「キトンブルー」と呼ばれる青い目をしているので、目を見て年齢を見分けることもおすすめです。
子猫は鳴き声も特徴的です。子猫の鳴き声について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

2:成猫期

猫は個体差はあるものの、1歳〜1歳半で成猫になります。一般的な成猫の体重は3〜5kgです。この時期は最も猫が活発に活動する期間です。乳歯が抜けて永久歯が生えはじめるのは生後3ヶ月頃からで、生後6〜8ヶ月くらいまでに全ての歯が生え変わります。成猫の場合は、永久歯を見ることで年齢を推定しやすくなります。永久歯が生えそろったばかりの頃は、真っ白な歯をしていますが、年齢を重ねるごとに歯石がついたり、黄ばみが出てきます。真っ白な場合は1歳前後である可能性が高いでしょう。
また、成猫は発情期を迎えます。発情期の猫の行動について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

3:シニア期

7歳以降からは少しずつ老化が始まり、11歳を過ぎると「老齢期」に入ります。
歳をとってきた猫は、活発な動きが減り、ゆっくりとした動作が多くなります。
また、老化が始まった猫は目が曇り、目やにも多くなるのが特徴です。被毛のツヤがなくなり、パサパサとした触り心地になっていきます。顎の部分の被毛が白髪になっている個体も少なくないでしょう。歯にも色素沈着が見られ、欠けていることもあります。

愛猫が長生きするために飼い主さんが気を付けたいこと

猫、見つめる


大切な愛猫に1日でも長く元気でいてもらうためには、日々のケアが欠かせません。
ここからは、愛猫が長生きするために必要な4つのポイントについてご紹介します。

毎日の食事

日々の食事管理は非常に重要です。食事や水分、運動量のバランスが崩れると、肥満や病気につながる危険性があります。子猫期には、成長を支える適切な量のタンパク質が必要不可欠なため、特別な栄養設計がしてある子猫用のフードを与えるのがおすすめです。1歳を目安に子猫フードを卒業し、「総合栄養食」と記載されたものを選び、動物性タンパク質がメインの無添加フードを選びましょう。高齢期に入った猫には、消化器官に負担の少ないフードを選んであげるようにしてください。
また、猫は肥満になりやすいので、食事の与えすぎには注意する必要があります。
以下の表は生後1年までの猫の平均体重です。


猫の年齢 猫の体重
生まれたて 約100g
生後1週間 約200g
生後1ヶ月 約500g
生後3ヶ月 約1.5kg
生後1年 約3kg〜5kg

1歳になると身体もしっかり出来上がるので体重の増加がストップすることが多いと言われています。猫種や性別によって個体差はありますが、平均体重を参考にしつつ、肥満や痩せすぎには注意して育てていきましょう。

生活環境を整える

愛猫の寿命を伸ばすには、室内飼育を徹底することが第一です。部屋の中を清潔に保ち、愛猫が過ごしやすい温度管理を行いましょう。猫種による個体差はありますが、猫にとっての適温は夏が27〜29℃、冬が23〜25℃と言われています。夏は熱中症にかかりやすい季節なので、特に室温管理には気を遣ってください。
猫は安心できる場所がないとストレスが溜まってしまいます。通り道ではない静かな場所に猫専用のベッドを用意してあげたり、使いやすい爪とぎをおいてあげるなど、愛猫が過ごしやすい環境づくりを行いましょう。また、常に新鮮な水が飲めるような状態を用意してください。水の容器を複数用意し、部屋の所々に置いておくことを推奨します。室内飼いの猫が高齢になってくると、腎臓病のリスクが高まります。腎臓病を予防するためには、できるだけ水を飲むことが重要になります。猫用のえさや水の容器はプラスチック、ステンレス、陶器の順で好みが増えます。

適度な運動を確保する

健康で長生きするためには、日々の運動は欠かせません。猫にとって運動不足は肥満やストレスの原因となり、さまざまな病気を引き起こす可能性があるので、年齢にあった適切な運動量を確保することが重要です。生後7ヶ月程度までの子猫は好奇心旺盛なので、たくさんの遊び方を教えてあげましょう。成猫の場合、キャットタワーなどで上下運動を取り入れながら、狩猟本能を満たしてあげるような遊びがおすすめです。また、シニア期の場合、運動量が減ってくるので無理のない範囲で運動させてあげましょう。

病気のサイン・検診

猫は体調が悪いことを隠そうとする習性があります。猫をお迎えしたら、ワクチン接種は必ず受け、早いうちから年に1回の健康診断を受けておくことをおすすめします。健康診断を早めに受けることで、通院が必要になったときのストレスを軽減させることができます。
また、元気がなかったり、食欲がないといった不調のサインに気づくことも重要です。
猫がかかりやすい膀胱炎では血尿が出たり、腎臓病では多飲多尿の症状が出るなどのサインがあります。日頃から愛猫の様子をチェックするようにしましょう。

愛猫のもしもに備えてペット保険に加入しましょう

ペット保険、書類、英語


定期検診をしっかり受けていても、突然高額な医療費が必要になるような場合があるかもしれません。そんな愛猫の"もしも"の時のために、ペット保険に入ることをおすすめします。高額になりがちなペットの診療費に備えることで、いざという時に十分な治療を受けさせることができます。

まとめ

猫、見つめる


今回は、猫の年齢や平均寿命、長生きするためのポイントについて詳しく解説しました。
猫の平均寿命は年々延びていますが、少しでも長生きしてもらうためには、日々のケアが必要不可欠です。また、ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、愛猫がかかりやすい病気を理解し、必要性に応じたペット保険を選べるようにしましょう。

アルファ動物病院院長鍋島先生

監修獣医師

鍋島淳 (アルファ動物病院院長)

東京大学卒業後、同大学付属動物病院にて研修。
1979年東京都葛飾区に動物病院を開院、院長に。現在に至る。
東京都獣医師会所属。

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