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犬のお腹がキュルキュル鳴る原因は?誤飲や病気などの原因

愛犬のお腹がキュルキュルと鳴っているときはありませんか?お腹が空いているときは、人間と同様にお腹が鳴ることがありますが、キュルキュルという音に伴って、嘔吐したり下痢をしたりする場合、もしかすると誤飲や病気のサインかもしれません。

今回は、犬のお腹がキュルキュル鳴る主な原因を紹介します。現在犬を飼われている方はもちろん、これからお迎えを検討しているという方もぜひ参考にしてくださいね。

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犬のお腹がキュルキュル鳴るのはなぜ?病気の可能性も?

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生理現象の場合

犬のお腹がキュルキュル鳴るときは、胃腸が消化活動していることが考えられます。 これは人間にもみられる生理現象で、食後に食べ物の消化が進んで腸へ移動する際に、胃や腸の働きが活発になりキュルキュルという音が鳴ることがあるでしょう。他に症状を伴わない場合は、生理現象である可能性が高いため、過剰に心配する必要はありません。

異物誤飲やストレス、病気の場合

犬のお腹がキュルキュル鳴るときは、生理現象ではなく、病院への受診が必要な場合があります。それは、キュルキュルという音以外にも、下痢や脱毛、嘔吐などの異常症状が伴う場合であり、原因としては以下のようなことが考えられます。

  • 異物誤飲
  • 胃や腸の炎症
  • 膵炎
  • パルボウイルス感染症や犬ジステンパーなどのウイルス感染
  • 回虫や瓜実条虫などのお腹の寄生虫感染
  • ストレス

特に異物誤飲は、窒息や消化器官の機能が低下し、重篤な状態に陥る可能性があるので注意が必要です。また、嘔吐や便秘などの症状が伴う場合は、異物誤飲である可能性が考えられます。

犬のお腹がキュルキュル鳴るときに考えられる病気以外の原因は?

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ここでは、お腹がキュルキュル鳴るとき考えられる病気以外の主な原因について、5つ紹介します。

空腹

空腹時には、胃や腸などの消化器官が収縮し、食べ物を受け入れるための準備を始めます。このときに、消化器官内に溜まっている空気や、消化しきれなかった食べ物が動くことで、音が鳴ります。また、ひどい空腹時には胃液が逆流し、朝起きたときや食前に嘔吐を伴うケースもあります。

消化不良

愛犬の体質に合わないご飯を食べてしまった場合、消化器官に負担がかかり、消化不良を起こすことでキュルキュルと音が鳴るときがあります。また、体質に合わないご飯が体のなかで異常発酵してしまうことでお腹にガスがたまり、そのガスが消化器官の中を移動することで音が鳴る場合もあります。

消化に伴う腸の蠕動運動

胃で食べ物を消化するときに音が鳴ったり、食べ物の消化が進み腸へと移動したときに、腸が筋肉の伸縮をする蠕動運動(ぜんどううんどう)をすることで音が鳴ることがあります。これは、食後に起こる生理現象であるため、過剰な心配は必要ありません。

ストレス

緊張や不安といったストレスを感じることで自律神経が乱れると、胃腸などの消化器官に負担がかかり、キュルキュルと音が鳴ることがあります。また、そのストレスが大きいと、嘔吐を伴う場合もあります。そのような場合は、ストレスになり得るものを排除し、生活環境を見直すことで改善が期待できます。

運動不足による胃腸機能の低下

運動量が不足している犬は、胃腸の機能が低下することで正常な働きがおこなわれず、キュルキュルと音が鳴ることがあります。そのような場合は、散歩の頻度を増やしたり、休日にドッグランを利用するなど、運動不足の解消に努めましょう。また、運動不足により食欲不振に陥り、胃腸の機能が低下する場合も同様の現象が起こります。

犬のお腹がキュルキュルなるときに考えられる病気

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続いて、お腹がキュルキュル鳴るときに考えられる病気について解説します。ここでは、代表的な5つの病気を紹介します。

膵炎(すいえん)

膵炎は、膵臓に炎症が起こり、消化酵素が膵臓自体を溶かしてしまう病気です。激しい嘔吐や食欲不振、強い腹痛を伴い、最悪の場合、死に至る危険性もあります。犬は腹痛を感じると、上半身を伏せた状態で腰を持ち上げる「祈りのポーズ」や、体を丸めて震えることがあり、これらの姿勢をとって苦しそうにしているときは膵炎のサインかもしれません。

胃腸炎

胃腸炎は、過敏性胃腸炎とウイルス性胃腸炎の2種類があります。過敏性胃腸炎は、原因が明確でないケースが多く、ストレスとの関連性が強いといわれています。

いずれの場合もお腹の音のほかに、急な腹痛や下痢などの症状が慢性的に続くのが特徴です。重度の場合は、嘔吐がみられ、複数回嘔吐を繰り返すことで脱水症を引き起こすこともあるので注意が必要です。

腸閉塞

腸閉塞は、異物誤飲をはじめ、さまざまな原因で腸が塞がってしまう病気です。食欲不振や嘔吐、腹痛、便秘、下痢、腹部膨満(お腹が大きく膨らむ)などの症状を伴い、命に関わることもあるため、動物病院への早期受診が重要です。

胃拡張・捻転(ねてん)症候群

胃拡張・捻転症候群とは、胃のなかのガスの増加、多量の飲食・飲水、食後の過剰な運動などにより、胃が拡張しねじれ(捻転)を起こす病気です。捻れることで血流が遮断され、数時間で死に至るケースがあります。お腹が鳴る以外にも、吐き気や腹部膨満といった症状や、ぐったりし虚脱することもあります。

寄生虫による感染症

寄生虫が体内に入り込むことで感染症を引き起こし、お腹が鳴る場合もあります。回虫(かいちゅう)や瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)といった消化管に寄生する害虫が消化器官の正常な働きを妨げ、元気があるのに食欲が低下したり、消化不良や下痢、腹部膨満、粘血便といった症状を伴うことがあります。

犬のお腹がキュルキュルなるときの対処法は?

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原因によって対処法はさまざまですが、"とりあえずやっておきたい"お家でできる簡単な対処法を紹介します。

マッサージをする

胃腸の働きを活発にさせるために、マッサージをすると効果的なことがあります。マッサージは腸の形をなぞるように下腹部を「の」の字に優しくマッサージしましょう。一方で、胃腸自体に何らかの異常が発生している場合は、逆効果になる場合があり、また誤ったマッサージ方法はさらなる不調を起こす原因にもなります。心配な方はマッサージをする前に、愛犬の症状などを獣医師へ相談するのが良いでしょう。

安静にする

お腹がキュルキュルと鳴っているときは、まずは身体を安静にして休ませることが重要です。その間は、無理な運動や食事は控え、症状の回復を待ちましょう。なお、食欲がない場合、ご飯は消化しやすいウエットフードや、ふやかして食べやすいものを食餌するとよいでしょう。1日みても症状が回復しない場合や悪化した場合、重篤な場合は早急に動物病院を受診しましょう。

24時間の絶食

お腹の音に伴い、軽度の下痢や嘔吐の症状がみられた場合、しばらくご飯を与えずに絶食をさせることで胃腸を休めてみることもひとつの方法です。胃腸の消化機能に何かしらの不調がある場合、食事をすることでさらに悪化してしまうケースがあります。絶食して消化機能を休めることで、体内の不要物が排泄され回復することが期待できます。

食事内容や回数を変更する

食事内容や回数を見直すことは、さまざまな原因の対処法として有効的です。

例えば、空腹でお腹が鳴っているときに、一気にご飯を食べてしまうとさらに音がひどくなったり、体内で異常発酵が起こりガスが溜まったりするため、食事回数を増やして空腹の時間をできるだけ短くしてあげると良いでしょう。

また、消化不良を起こしやすい場合は、ウエットフードに切り替えたり、ドライフードをふやかしてから与えてあげるのもおすすめです。

そして、フードが体に合っていない可能性が考えられる場合は、他のフード、例えば総合栄養食に切り替えてみるなど、フードの種類を見直してみるのも改善が期待できます。

犬のお腹がキュルキュル鳴っているとき、病院にいつ連れていくべき?

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お腹がキュルキュル鳴ったとき、すぐに病院へ連れて行くべきか否か、判断に迷うこともあるでしょう。ここでは、様子見で問題がない場合と病院へすぐ連れて行くべき場合の症状を紹介します。

元気がある場合は様子見で問題ない

お腹が鳴る以外に特別な症状がなく、元気があり、食欲にも問題がなければ様子見で問題ありません。

病院にすぐに連れていくべき場合

元気がなく食欲がない場合や、嘔吐・下痢など体の不調がみられる場合、体を折り曲げてお腹を痛がっているような素振りがみられる場合は、すぐ動物病院を受診しましょう。腸閉塞や胃拡張・捻転などの重篤な病気の場合は、一刻を争うケースが少なくありません。また、異物誤飲の場合も、無理矢理異物を取り出そうとするなど、飼い主さん自身が対処しようとすると、愛犬の内臓を傷つけてしまう恐れがあるため、早急に動物病院を受診しましょう。

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まとめ

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いかがでしたか。お腹がキュルキュル鳴る原因は、お腹が空いているときや食べ物を消化しているときなど生理現象であるケースが多い一方、下痢や嘔吐などの体調不良を伴う場合は、異物誤飲や重大な病気のサインかもしれません。

愛犬の症状や状態を正確に把握し、病院を受診すべきか否かを的確に判断することが重要です。本記事で学んだことを、ぜひ今後の愛犬との生活の参考にしてください。