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【2023年】犬のフィラリア予防薬の選び方!種類や成分、トラブルの対処法も紹介|犬の保険

「フィラリアの予防薬はどれがいいの?」「種類がありすぎてどれにしたらいいのかわからない!」このような疑問を抱えている飼い主さんは多いのではないでしょうか?
そこで今回は犬のフィラリア予防薬の選び方を紹介します。フィラリア予防薬の種類や成分、トラブルの対処法も解説していきますよ。また、最後にはおすすめのペット保険も紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

犬

犬のフィラリア予防におすすめの薬

犬のぬいぐるみ、薬

ネクスガードスペクトラ

商品詳細
値段 1箱6,900円〜(1錠2,300円〜)
タイプ 飲み薬(おやつタイプ)
有効成分 アフォキソラネル・ミルべマイシンオキシム
効果 フィラリア予防、ノミ・マダニ・回虫・鉤虫・鞭虫の駆除
妊娠中・授乳中の犬 使用不可
コリー系の犬種 使用可能
子犬 生後8週齢未満の子犬、体重1.8kgの犬は 使用不可


ネクスガードスペクトラはフィラリアだけでなく、ノミ・マダニ・回虫・鉤虫・鞭虫も駆除できるオールインワン薬品です。「たくさん薬を揃えるのが面倒くさい...」という人にはおすすめです。
牛肉風味がついたソフトチュアブルのため、飼い主さんも与えやすく、愛犬も食べてくれやすくなっています。ネクスガードスペクトラにはアフォキソラネルとミルべマイシンオキシムという2つの有効成分が配合されています。
アフォキソラネルは主にノミとマダニの中枢神経系へ作用し、神経伝達を遮断することで麻痺を起こして死滅させます。
ミルべマイシンオキシムは、主にフィラリア幼虫や他の内部寄生虫に麻痺を起こして死滅させます。投与後6時間以内にノミを駆除し、24時間以内にマダニを駆除します。
フィラリアだけでなくマダニ対策をしたい方にはネクスガードスペクトラがおすすめですよ。

レボスポット

商品詳細
値段 1箱2,700円〜(1本900円〜)
タイプ スポットタイプ
有効成分 セラメクチン
効果 フィラリア予防、ノミ・ミミヒゼンダニ・回虫の駆除
妊娠中・授乳中の犬 使用可能
コリー系の犬種 使用可能
子犬 生後6週齢未満の子犬は使用不可


レボスポットはフィラリア以外にミミヒゼンダニ・ノミといった外部寄生虫、回虫などの内部寄生虫予防もできるスポットタイプの薬品です。マダニ予防は含まれていないので、マダニ以外の寄生虫対策をしたい場合におすすめです。
レボスポットにはセラメクチンという有効成分が配合されています。セラメクチンは従来の駆虫成分よりも低い濃度で十分な効果が発揮される成分です。そのため、短い時間で効果を実感できます。

キウォフハート

商品詳細
値段 1箱3,400円〜(1錠566円〜)
タイプ 飲み薬(タブレット錠)
有効成分 イベルメクチン・パモ酸ピランテル
効果 フィラリア予防、回虫・鉤虫・鞭虫の駆除
妊娠中・授乳中の犬 使用可能
コリー系の犬種 使用可能
子犬 生後6週齢未満の子犬は使用不可


キウォフハートは1錠あたりの値段がフィラリア予防薬の中で最も安いので、なるべく費用を抑えたい方や多頭飼いをしている方におすすめです。
キウォフハートにはイベルメクチンとパモ酸ピランテルという、内部寄生虫に効く2つの有効成分が配合されています。外部寄生虫には効果を発揮しないので気をつけてくださいね。
キウォフハートはチュアブルではなくタブレット錠の駆虫薬なので、おやつのように投与はできません。しかし、食事に混ぜたりチーズに挟んだりして投与できるので、愛犬も喜んで服用してくれますよ。

ストロングハートプラス

商品詳細
値段 1箱3,700円〜(1錠616円〜)
タイプ 飲み薬(おやつタイプ)
有効成分 イベルメクチン、ピランテル
効果 フィラリア予防、回虫・鉤虫・鞭虫の駆除
妊娠中・授乳中の犬 使用可能
コリー系の犬種 使用可能
子犬 生後6週齢未満の子犬は使用不可


ストロングハートプラスは内部寄生虫のみに効果を発揮するフィラリア予防薬です。
1錠当たり616円〜と安いのも特徴です。ストロングハートプラスは世界で初めて発売されたフィラリア予防薬であるカルドメック錠のジェネリックで、同じ成分のため同等の効果効能を得られます。ただし小型犬専用となっており、11kgの犬にしか与えられないので注意してくださいね。
ストロングハートプラスは嗜好性に優れた牛肉風味のチュアブル錠のため、愛犬も喜んで食べてくれますよ。

シンパリカ・トリオ

商品詳細
値段 1箱6,000円〜(1錠2,000円〜)
タイプ 飲み薬(おやつタイプ)
有効成分 サロラネル・モキシデクチン・ピランテル
効果 フィラリア予防、ノミ・マダニ・回虫・鉤虫の駆除
妊娠中・授乳中の犬 使用不可
コリー系の犬種 使用可能
子犬 生後8週齢未満の子犬は使用不可


シンパリカ・トリオは犬のフィラリア予防に加えてノミ・マダニ、内部寄生虫にも対応できるオールインワンタイプの薬品です。小さくて与えやすいミートフレーバーのチュアブル錠で、1錠で幅広い体重域をカバーします。シンパリカ・トリオの有効成分はサロラネル・モキシデクチン・ピランテルです。ノミの駆除は約4時間以内に始まり、約8時間で全身に寄生するノミを100%駆除します。モキシデクチンは犬の血管内にいるフィラリア幼虫の神経系統を麻痺、死滅させます。

インターセプターS

商品詳細
値段 1箱7,800円〜(1錠1,300円〜)
タイプ 飲み薬(おやつタイプ)
有効成分 ミルべマイシンオキシム・プラジクアンテル
効果 フィラリア予防、ノミ・マダニ・回虫・鉤虫・鞭虫・瓜実条虫・多包条虫の駆除
妊娠中・授乳中の犬 使用可能
コリー系の犬種 使用可能
子犬 生後14週齢未満の子犬、体重2.3kgの犬は使用不可


インターセプターSは紹介したフィラリア予防薬の中で唯一、サナダムシやエキノコックスの駆除もできる薬品です。また、チキンフレーバーのチュアブル錠のため、薬が苦手な犬でもおやつ感覚で服用してくれます。キツネが生息する地域や、犬のエキノコックスの感染報告がある地域(北海道・愛知県など)はインターセプターSで対策をするようにしましょう。

犬のフィラリア予防薬の種類

トイプードル、チュアブル、ハートの置物

おやつタイプ(チュアブル錠)

チュアブル、おやつ

メリット

チュアブル錠とは噛み砕いたり、唾液で溶かしたりする薬剤が練り込まれたおやつタイプの錠剤です。錠剤を飲み込むのが苦手な犬や食べることが大好きな犬にはぴったりです。
基本的に牛肉味といった嗜好性に富んだものになっているので与えやすいのが魅力的です。

デメリット

チュアブル錠はほとんどの犬に服用可能ですが、食物アレルギーがある場合には要注意です。服用させる前に、獣医師にアレルギーを申告して投薬しても問題ないかを必ず確認してくださいね。

錠剤タイプ

錠剤

メリット

一番シンプルな錠剤タイプの薬品は、食事やおやつに包んであげる場合が多いです。主にイベルメクチンやミルべマイシンなどの有効成分が配合されています。食物アレルギーがある犬や、デリケートな皮膚をしている犬にも安心して服用できますよ。また、他のタイプの薬品と比べると比較的安い傾向にあります。コストをなるべく抑えたい方にはおすすめです。

デメリット

シンプルな錠剤がゆえに、犬によっては吐き出してしまう場合もあります。工夫をして服用しやすくするのはもちろんですが、飲んだ後に吐き出していないか定期的に確認をするようにしてくださいね。

滴下タイプ(スポットタイプ)

液体、薬

メリット

スポットタイプは犬の首の後ろに全量垂らして使用する薬品です。ペットに薬液を垂らすだけなので、投薬が簡単というメリットがあります。また、錠剤を嫌がる犬や食物アレルギーがある犬でも使えるのでおすすめです。

デメリット

簡単なぶん、4〜5日はシャンプーができないことや、薬を塗った部位の毛が固まってペットが気にしすぎてしまうことがあります。また本人が触らない場所につける必要があるので、活発に動き回るタイプの犬だと難しい場合もあります。

注射

注射、手袋

メリット

注射の場合は、1年に1回の接種で通年予防が可能なものもあります(12ヶ月間効果持続)。動物病院で接種するので予防し忘れることもなく、予防期間が長いのが最大のメリットです。

デメリット

摂取量は投与する際の体重によって薬品の量が決まるため、成長期の犬には不向きといえます。体重が安定する成犬になってから注射タイプのフィラリア予防をするようにしましょう。

犬のフィラリア予防薬の成分

薬、錠剤


犬のフィラリア薬は大きく分けて4つの成分に分かれています。

■イベルメクチン
イベルメクチンは妊娠中や授乳中の犬にも使用可能です。効果発現までは緩やかで、継続的な投与が必要です。
コリー、オーストラリアンシェパード、シェットランドシープドッグなどの牧羊犬には禁忌です。
イベルメクチンは基本的にチュアブルタイプのお薬が多く、代表的な薬品は「ストロングハートプラス」「キウォフハート」です。

■セラメクチン
セラメクチンはコリー系の犬種でも使える成分です。薬の種類はスポットタイプの薬品のみなので、肌がデリケートな犬種には不向きといえます。代表的な薬品は「レボスポット」です。

■モキシデクチン
モキシデクチンはフィラリア予防だけでなく、疥癬(カイセン)やアカラス、ミミダニやその他線虫類の駆虫など、幅広い駆虫効果をもった成分です。
ただし、コリー系はアベルメクチン系薬剤によって神経毒になった報告があるので、使う際はかかりつけの獣医師に用量を聞くようにしてください。
代表的な薬品は「シンパリカ・トリオ」です。

■ミルべマイシンオキシム
ミルべマイシンオキシムはフィラリア以外にも回虫や鉤虫といった消化管内線虫も駆除できます。ただし、モキシデクチンと同じようにコリー系に投薬する場合には用量や用法をかかりつけの獣医師に聞くようにしてください。
代表的な薬品は「ネクスガード・スペクトラ」です。

犬のフィラリア予防薬の注意点

子犬、抱き抱えられる、人間

子犬、妊娠中・授乳中の犬には使えない薬がある

多くのフィラリア予防薬は、妊娠中や授乳中の犬にも使用できるとされています。しかし、妊娠中は副作用が出やすくなることもあるので、投薬前に必ず獣医師に相談してください。妊娠中・授乳中の犬には使えないフィラリア薬もいくつかあります。
また子犬の場合は、体重や生後何週目かによっても投薬できるかできないかが分かれます。かかりつけの獣医師に相談して薬品を決めるようにしてください。

老犬には滴下タイプがおすすめ

老犬の場合には、飲み薬よりもスポットタイプがおすすめです。老犬はさまざまな気管が弱っているため、飲み薬や錠剤タイプだと喉に詰まらせてしまう可能性があります。
万が一のことに備えて、スポットタイプで予防するようにしてくださいね。

犬の体重に合わせて選ぼう

フィラリア予防薬の用量は犬の体重によって細かく定められています。独断で薬を与えるのではなく、動物病院で体重をきちんと図ったうえで薬を投薬するようにしてください。
基本的にフィラリア予防薬の薬用量は体重1kgあたり100〜400mgですよ。

【飼育環境別】のフィラリア予防薬の選び方

犬、聴診器、病院

屋外で飼っている場合

屋外で飼っている場合は、さまざまな寄生虫の対策をする必要があります。特に山や森、草むらによく入る犬の場合はマダニ対策が欠かせません。フィラリアだけでなく、ノミやその他内部寄生虫にも対応できる薬品を選びましょう。
「ネクスガードスペクトラ」や「シンパリカ・トリオ」は外部寄生虫・内部寄生虫ともに駆虫できるのでおすすめです。

緑の少ない都心部で飼っている場合

比較的緑の少ない都心部で飼っている場合は、ノミやマダニといった外部寄生虫の心配をそこまでする必要がありません。よって、フィラリア予防だけしておけば安心なことがほとんどです。フィラリア予防のみでいい場合は、「レボスポット」「キウォフハート」「ストロングハートプラス」がおすすめですよ。

散歩コースに草むらがある場合

屋外で飼っていなくても、散歩コースに草むらや茂みがある場合はノミ・マダニ・内部寄生虫対策をしっかり行う必要があります。「ネクスガードスペクトラ」や「シンパリカ・トリオ」は外部寄生虫・内部寄生虫ともに駆虫できるのでおすすめです。

他の犬と接触する可能性がある場合

ドッグランによく行くなど他の犬と接触する可能性がある場合は、ノミやマダニといった外部寄生虫に寄生される確率が高いので、フィラリアだけでなく外部寄生虫も駆虫できる薬品を選びましょう。おすすめはオールインワンタイプの「ネクスガードスペクトラ」です。

キツネが生息する地域の場合

エキノコックスは北海道のキツネや野ネズミに寄生する寄生虫です。そのため、キツネが生息している地域で犬を飼っている場合は、エキノコックスを駆虫できる薬品を投薬するのがおすすめです。エキノコックスを予防できる薬としては「インターセプターS」がありますよ。

犬のフィラリア予防薬で価格が安いものは?

アメリカ紙幣、聴診器

おやつタイプ

おやつタイプの中で最も安価なのは「ストロングハートプラス」です。この薬品は「ハートガードプラス(カルドメック)」のジェネリック医薬品です。1錠616円〜となっているので手頃に購入できますよ。ただし、ノミやマダニの予防はできないので気をつけてくださいね。

錠剤タイプ

シンプルな錠剤タイプで最も安価なのは「キウォフハート」です。1錠566円〜となっており、全てのフィラリア予防薬の中で最も安くなっております。ただしこの薬品も「ストロングハートプラス」と同様にノミ・マダニの予防はできないので注意してください。

滴下タイプ

スポットタイプの中で最も安価なのは「レボスポット」です。レボスポットは1本900円となっており、フィラリアの他にもノミやミミダニの予防もできる薬品です。コリー系の犬種にも安心して使えますよ。

犬のフィラリア予防薬の使用方法

パグ、病院


フィラリア予防薬は、毎月1回、1ヶ月間隔で投与することによってフィラリア病を予防することができます。予防期間は地域によって異なるため、獣医師の指示に従うことが重要です。フィラリア予防薬を飲み忘れた場合は、1週間以内に投与してください。2ヶ月以上飲み忘れた場合は、フィラリアが体内に寄生している可能性があるため、獣医師の指示にしたがってくださいね。

犬のフィラリア予防薬の副作用

子犬、寝そべる

ミクロフィラリア反応

血管内にミクロフィラリアがいた場合、予防薬の影響によってこれらが死滅することがあります。その結果、急激な異物が血管内に産生されるため、犬の体内で激しいアレルギー反応が起こることがあります。感染していない場合、この副作用の心配はありません。獣医師の指示にしたがって予防対策を行いましょう。

アナフィラキシーショック(急性アレルギー)

フィラリア予防薬にかかわらず、犬が薬や食物を摂取した後、短時間で起こるアレルギー反応をアナフィラキシーショックといいます。薬の服用後に何度も嘔吐や失禁をしたり、よだれを垂らしたりといった行動が見られたらすぐに動物病院に連れて行ってください。アナフィラキシーショックはすぐに病院での緊急対処が必要になりますよ。

その他の副作用

薬の成分や犬種などによっても異なりますが、その他の副作用としては以下のようなものがあげられます。

【その他の副作用】

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 元気消失
  • 歩行異常
  • 起立困難
  • 痙攣
  • 呼吸速迫
  • 蕁麻疹、湿疹

また、スポットタイプの場合は垂らした場所がかぶれたり赤く炎症を起こしたりする可能性もあります。その場合は自己判断をせずに動物病院へ連れて行きましょう。

コリー系の犬種は注意が必要

コリーやオーストラリアン・シェパード、シェルティなどのコリー系の犬種の中には、イベルメクチンの投与によって、傾眠や運動失調などの神経毒性の副作用が起こる個体がいます。通常のフィラリア予防薬の含有量は非常に少ないので心配はあまりしなくても良いと考えられています。しかし、用量を誤ってしまった場合などはすぐに動物病院へ連れて行くようにしてください。

犬のフィラリア予防薬の使用時の注意点

犬、歯科検診、獣医

事前にフィラリアの検査を行う

フィラリア予防薬を投与する前に、フィラリア感染の有無を検査で確認する必要があります。これは薬を飲み忘れたり、薬を吐き出したりしていたら、フィラリアに感染をしている可能性があるからです。検査は血液検査を行います。血管の中にフィラリアがいないかをチェックし、問題なければフィラリア予防を行います。検査は少量の血液のみですぐに終わりますよ。

予防薬を使用できる年齢か確認する

犬のフィラリア予防薬の投与年齢の目安は生後8週齢、2ヶ月くらいです。しかしなかには生後2週齢(14日)以降にある程度の体重があれば投薬できるものもあります。
獣医師と相談しながら愛犬にあった薬品を投薬するようにしてくださいね。

1歳未満の場合

フィラリア予防薬は1歳未満の犬には推奨できません。なぜなら1歳未満の犬は体重がどんどん変化するからです。フィラリア予防薬は体重によって用量が細かく定められています。薬をまとめ買いしておくよりは、動物病院に定期的に通って体重を量ってもらうようにしましょう。

老犬の場合

老犬の場合もフィラリア予防は必要です。しかし飲み込む力が弱くなっている老犬は、誤嚥性肺炎にかかりやすくなります。危険な状態にならないためにも、錠剤タイプよりはスポットタイプがおすすめです。錠剤タイプをあげる場合には、飲み込んだことを目視で確認してくださいね。

投与忘れ

フィラリア予防薬は毎月1回、幼虫の段階でフィラリアを駆除することで予防します。
途中で投薬を忘れてしまうとフィラリアに感染する可能性が高くなり、それまでの投薬が無駄になってしまう可能性もあります。投薬を忘れてしまった場合は、自己判断ではなく動物病院に相談しましょう。どうしても投薬を忘れてしまう場合は注射による予防を考えるのもおすすめです。

犬のフィラリア予防薬のトラブルの対処法

チワワ、お皿、完食

薬を吐き出した(投与直後)

錠剤やおやつなど、内服するタイプのフィラリア予防薬を投薬後、すぐに吐き出してしまった場合は、薬を再度投薬すれば大丈夫です。吐き出したものの形が残っているならそれを与えても用量は変わりません。
ただし、再度投薬しても連続して吐き出してしまう場合は薬が合っていない可能性が考えられます。獣医師に相談するようにしましょう。

薬を吐き出した(投与後3時間以内)

錠剤やおやつなど、内服するタイプのフィラリア予防薬を投薬後、3時間以内に吐き出してしまった場合は、予防薬の成分が吸収されずに吐き出してしまっている可能性があります。
この場合は動物病院でに内容を伝えて、診てもらうようにしましょう。

薬を吐き出した(投与後3時間以上経過後)

剤やおやつなど、内服するタイプのフィラリア予防薬を投薬後、3時間以上経っていれば予防薬の成分は吸収されている可能性が高いです。しかし、3時間以上経っていても薬が吐き出されてしまう場合もあります。念のため、動物病院に相談するのが好ましいでしょう。

薬を大量摂取してしまった

フィラリア予防薬を用量以上に大量摂取してしまった場合は、早急に動物病院へ連れて行きましょう。その時はなんてことなくても、時間の経過とともに重大な副作用が出てしまう可能性があります。

薬を塗った場所を気にしている

スポットタイプなどのフィラリア予防薬を垂らした後に、愛犬がその場所を気にしている場合は、一緒に遊んだりお菓子をあげたりして、その箇所から気を逸らしてあげましょう。
ただし、赤みや脱毛など気になる症状が出た場合は、動物病院で診察を受けるようにしてくださいね。

体重変動があった

少しの体重変動であれば問題ありませんが、大幅に体重が増えてしまった場合はかかりつけの獣医師に相談するようにしましょう。体重がフィラリア予防薬の用量の限度を超えてしまうと、せっかく薬を投薬していても効果が薄まってしまう可能性があります。

妊娠の可能性がある

多くのフィラリア予防薬は、妊娠中や授乳中の犬にも使用できるとされています。しかし、妊娠中は副作用が出やすくなることもあるので、投薬前に必ず獣医師に相談してください。
また、妊娠中は犬の体調が変化しやすいので、よく見守ってあげてくださいね。

犬のフィラリア予防薬は通販で買える?

錠剤、文具

通販で買うメリット

フィラリア予防薬を通販で買う一番のメリットは、処方箋が不要で手間や時間をかけずに安く購入できることです。昔はネットでの販売は禁止されていましたが、近年はフィラリア予防薬の取り扱いの種類も増えています。獣医師に診断してもらった翌月以降の同じ薬を通販で買うのが良いでしょう。

通販で買うデメリット

フィラリア予防薬を通販で買うデメリットは、数週間以上待つことが多い点と獣医師に相談できない点です。先述したように、最初の1ヶ月目はフィラリア検査とともに予防薬を処方してもらい、タイミングを見計らって早めに通販で薬品を頼むのがおすすめですよ。

愛犬のもしもに備えて保険に加入しましょう

ペット保険、イラスト


フィラリアは場合によっては命を落としかねない恐ろしい病気です。また、症状によっては高額な外科治療が必要になることもあるでしょう。そんな愛犬のもしもの事態に備えて、ペット保険に入ることがおすすめです。

まとめ

子犬、スタジオ


今回はフィラリア予防薬の選び方や使い方・タイプ別のおすすめの予防薬について詳しく解説しました。フィラリアは感染すると命を落としかねない恐ろしい病気です。しっかりと愛犬に合った予防薬を選ぶことで、愛犬にとってもストレスフリーに予防ができます。
また、ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、愛犬がかかりやすい病気を理解し、必要性に応じたペット保険を選べるようにしましょう。