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猫の飼い方ガイド:心構えや準備しておくべきものを一挙紹介!|猫の保険

猫と一緒に暮らすとき、一体なにを用意すればよいのでしょうか。今回は、猫を迎えるにあたって初日に必ず用意しておくべきグッズや家の中の準備、心構えなどについてもご紹介します。猫と上手に暮らしていくポイントをご紹介しますので、初めて猫と暮らす方はぜひ参考にしてくださいね。

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猫を飼う前に考えるべきこととは?

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ここでは猫を飼う前に考えるべきことを4つの事項に分けて解説していきます。

猫はどんな生き物なの?

猫は基本的に単独行動をとるため、お留守番が得意で人に依存しない傾向にあります。そのため、犬に比べると手間がかかりにくいとされています。犬ほどの運動量を必要とせず、主に室内での上下運動で十分な運動量を確保できるため、狭い部屋でも飼いやすいでしょう。

また、夜行性なので日中は寝ており、夜になってから活発に動き回ることが多いです。縄張り意識が強いため、自分のテリトリーに「マーキング」と呼ばれるにおいをつける習性があります。

猫を飼う前に確認しておくべきポイント

猫を飼う前に、現在の自分の住環境を見直し、そもそもペットを飼える環境で、毎日お世話ができるのかをしっかりと確認しておきましょう。例えば、ペット禁止のお住まいであれば隠して飼うのはリスクが伴います。また、もしペットの飼育が可能なお住まいでも、家族が猫アレルギーであれば飼うことは難しいです。

健康的な猫だと20年前後生きる個体も少なくなく、その間はきちんと面倒を見るという覚悟を持つことが重要です。食事以外はもちろん、ブラッシングや排泄物の片付け、掃除など、1日に多くの時間を猫に費やさなければなりません。また、食費といった日常的に必要な費用だけでなく、病気になったときの治療費などのお金がかかることも視野に入れておきましょう。

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猫を飼う前に必要な心構え

飼い主としての責任を全うするために、猫を飼うための3つの心構えを紹介します。

  • お世話のために十分な時間を確保できるか
  • 猫に適した住環境で生活できるか
  • 最期まで一緒に暮らす覚悟があるか

1つ目は、お世話のために十分な時間を確保できるかを確認しましょう。毎日の食事はもちろん、トイレや遊び、健康管理など、想像以上にお世話することがたくさんあります。

2つ目は、猫に適した住環境で生活できるかを確認しましょう。上下運動や爪とぎなど、猫の習性に適した住環境を整えられるかは非常に重要です。

3つ目は、最期まで一緒に暮らす覚悟があるかを確認しましょう。猫は他のペットと同じように、生活の全てを飼い主に依存して生活します。また、猫の平均寿命は16歳前後といわれているため、その一生をお世話しなければなりません。決して途中でお世話を投げ出さないという覚悟が、心構えで最も大切なことです。

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猫を保護した場合は?

保護したての野良猫はさまざまな病気を持っている可能性があるため、動物病院へ連れていき、猫の健康状態を把握しましょう。主な検査内容は以下のようになります。

  • 猫エイズと猫白血病の検査
  • ノミの駆虫
  • 真菌
  • 耳の検査
  • 便検査
  • シラミ
  • 疥癬

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猫はどこから迎えるべき?

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場所 メリット デメリット
保護団体 ・費用を抑えられる
・トイレを覚えている子が多い
・血統や好きな種類は選べない
・警戒心が強く懐きにくい子もいるå
ブリーダー ・血統や好きな種類を選べる
・特定の猫種の中でも好きな個体を選べる
・異なる猫種を一度に比較できない
・気軽に見学することができない
ペットショップ ・異なる猫種を比較できる
・必要備品を同時に揃えられる
・病気が蔓延しやすい
・社会性に乏しい子が多い

猫をお迎えするには、ご自身のニーズにあったところからお迎えするのが良いでしょう。例えば、猫種のこだわりはなく費用を抑えてお迎えしたい方は保護団体、お迎えしたい猫種は決まっていて血統書付きをお迎えしたい方はブリーダー、気軽に足を運べて異なる猫種を比較してからお迎えする猫を決めたい方はペットショップがおすすめです。

初めて飼うのにおすすめの猫は?選び方は?

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初めて猫を飼う方に人気の猫は次のとおりです。

  • ミックス
  • スコティッシュフォールド
  • アメリカンショートヘア

また、猫を選ぶ前に、1. 性格、2. 生活環境、3. 世話の頻度、4. 性別は押さえておきたいポイントです。

猫を選ぶうえでのポイントを押さえておくことで、猫を飼うことへの具体的なイメージができ、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

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猫を飼う前に準備するリスト《グッズ》

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猫を飼うためには、トイレや爪とぎ、キャットタワーなど、さまざまなグッズが必要です。ここでは猫を飼う前に準備する9つのグッズを紹介します。

1:トイレ・猫砂

猫のトイレは、トイレ本体に「猫砂」と呼ばれる猫専用の砂をセットして使うのが一般的です。トイレ本体の種類は上が開いているオープンタイプ、屋根で覆われていて砂が飛び散りにくいドームタイプ、二重構造で上段のすのこに猫砂を入れ、下段のトレーにペット用のトイレシーツを敷くシステムトイレがあります。

また、猫砂は、消臭効果が高いものを選ぶことがポイントです。猫は匂いに敏感なので、消臭効果が高いものを選ぶことで猫がストレスなく過ごせるだけでなく、飼い主さんの掃除の手間も省くことができます。

2:爪とぎ

猫には爪とぎをする習性があります。室内の家具や壁、柱などを引っ掻かれて傷付けられてしまうことを緩和するために、専用の爪とぎを用意しておきましょう。爪とぎの素材は綿や麻、段ボール、カーペットとさまざまです。形状は立って爪とぎができるポール型や、くつろぎながらバリバリととげるソファ型、シンプルな平置き型、爪とぎ部分が凝縮されたボウル型などがあります。飼い猫の好みによるので、いろいろと試してみるとよいでしょう。

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3:寝床(ベッド)

猫が安心できるスペースとして、ベッドを用意しておくのがおすすめです。飼い主と一緒に人間用のベッドで眠ることも多く、なくても問題はないとされていますが、1匹でいるのが好きな猫であれば、ベッドをメインの寝床として使う場合もあります。愛猫の性格や習性を見てから購入を検討するのもよいでしょう。

4:食器

ご飯用とお水用の2種類を用意しましょう。プラスチックは安価ですが雑菌が繁殖する可能性があるため、ステンレスや陶器がおすすめです。具体的なご飯については後ほど記述しています。

5:グルーミング用品

猫が自分の舌を使い被毛を整えたり、汚れを拭き取ることをグルーミングと呼びます。猫はグルーミングの習性がありますが、飼い主さんが定期的にグルーミングをした方が綺麗な被毛を保つことができます。

ラバーブラシは、T字タイプよりも、柄がないタイプがおすすめです。力が分散されるため、やさしくブラッシングしやすいといわれています。そのほか、獣毛ブラシ(短毛種はソフトタイプ、長毛種はハードタイプ)とミトン、さらに長毛種の猫を迎え入れるなら、ピンブラシ、スリッカーブラシ、コームもあらかじめ用意しておきましょう。

6:キャリーバッグ(キャリーケース)

猫を自宅まで連れてくる際、病院に連れて行く際には、移動のためのキャリーケースが必要です。段ボールなどの口が開いているものだと、脱走してしまう危険性があるので、蓋が閉まるものを用意しましょう。

7:おもちゃ

猫は生後2カ月ごろから、単独で遊ぶことを覚えます。動いているものすべてが遊びの対象になります。飽きさせないために、猫の好みに合わせて、異なるタイプのおもちゃをいくつか用意しておくことがおすすめです。使った後は猫が触れない場所に置いて、誤食しないようにしましょう。

8:キャットタワー

上下運動を好む猫に必要なのは、広さよりも縦の"空間"。家にキャットタワーがあれば、猫本来の欲求を満たし、運動不足やストレスの解消になります。

キャットタワーは、次の4つの事項を基準に選ぶとよいでしょう。

  • 高さと大きさ
  • 設置方法
  • 素材
  • メンテナンス

猫の運動量と飼育頭数によって高さと大きさを決めたり、安全性を重視して設置方法、素材を選びましょう。

9:ケージ

マンションやアパートなど、狭い部屋にお住まいの方は、購入した方がよいでしょう。その場合、ケージは猫の"家"となります。来客時や掃除機などの苦手なものを避け、猫がいつでも落ち着けるスペースを作ることが重要です。

また、災害時や入院時にはケージで過ごすことがあるので、慣れているとストレス軽減につながります。さらに、先住猫がいる場合は、ケージを使って生活空間を分けて慣らす期間が必要です。

猫を飼う前に準備するリスト《お部屋・環境》

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猫を飼うためには、グッズのみならずさまざまな準備が必要です。ここでは、お部屋と環境の観点で必要なことをご紹介していきます。

1:かかりつけ医

心配なことがあったときにすぐ相談できるかかりつけの動物病院は、愛猫が長生きするために欠かせません。病気やケガのときに受診するだけでなく、健康診断などで定期的に利用し、病気の早期発見に努めましょう。

また、かかりつけ医では治療が難しいと判断された場合、より高い専門性をもった"二次診療"を行う動物病院を受診することも重要です。そのような動物病院と連携をとれていることが、かかりつけ医として理想です。

2:安全な生活スペース

猫が室内で生き生きと元気に暮らすためには、適度に刺激を感じられて、かつ安心感を得られる環境作りが大切です。

特に、人間と生活する中で、人間には無害だけど猫にとっては危険な植物やモノがたくさんあります。例として以下の表を参照してください。


植物/モノ 名称 症状
危険な植物 サトイモ科 口内のかゆみ、よだれ、嘔吐、気道閉塞、痙攣など
ナス科 下痢、嘔吐、ふらつき、散瞳(瞳孔が角に大きくなる)、発熱、痙攣など
ツツジ科 嘔吐、下痢、不整脈、運動失調、痙攣、昏睡など
キンポウゲ科 皮膚のかぶれ、嘔吐、血便、胃腸炎、心臓麻痺など
危険なモノ アロマオイル 肺や皮膚の病気、呼吸器系の疾患など
ドライフラワー/プリザーブドフラワー 生花に施された特殊な保存加工によって、上記のようなさまざまな症状がみられます

まずは危険性のある植物・モノをしっかりと調べ、安全性の高い植物・モノを配置しましょう。もしも危険性があるものを配置する場合は、十分な配慮や工夫をすることが重要です。

3:ニオイ・抜け毛対策

ペットのニオイは大きく分けて、「体臭」と「トイレのニオイ」があります。体臭は、猫自身のセルフグルーミングと飼い主が適度なブラッシングをおこっていれば、シャンプーをしていなくても、気になることはほとんどありません。トイレのニオイ対策として、猫砂の素材選びがポイントです。

また、猫の抜け毛対策として、週に2〜3回のブラッシングは効果的です。抜け毛を取り去るだけでもアレルギーの原因物質「Fel d1」を減らす効果があります。 猫アレルギーの人がブラッシングする場合はマスクを着用して、終わったら入浴と着替えをしましょう。

4:先住猫との対面方法

先住猫がいる場合は、以下の4つのステップを参考にしましょう。

  1. 事前に新入りの猫のニオイに慣れさせる
  2. お互いのニオイに慣れさせる
  3. 食事のときに先住猫と引き合わせる
  4. 平等に可愛がり、徐々に一緒にいる時間を延ばす

上述したように、主にケージを使って生活空間を分けてお互いの存在に慣れる必要があります。猫は縄張り意識と警戒心が強い動物なので、いきなり同じ空間で生活させることは避けましょう。

猫にはどんな名前をつければいい?

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名前を付ける際に大切なポイントは、「シンプルさ」と「音」です。猫は言葉より音で聞き分け、認識するといわれています。以下の3つのポイントを参考にしましょう。

  • 2〜3文字のシンプルで呼びやすい名前
  • 一音目が高音のシンプルで聞き取りやすい名前
  • 多頭飼いは違う音の名前にする

1位 むぎ
2位 ココ
3位 きなこ
4位 レオ
5位 ルナ
6位 まる
7位 ペル
8位 ノア
9位 ラテ
10位 ルル

猫のご飯はどんなものがいいの?

猫、寝転ぶ、スタジオ


猫の主食となるキャットフードにはたくさんの種類があります。安心・安全なキャットフードを選ぶためには、「総合栄養食」の表記があるかを確認するようにしましょう。

キャットフードには、十分なタンパク質と猫に必要なアミノ酸組成を備えていることが大切です。また、元々完全な肉食動物である猫は、栄養バランスを整えるための穀物の消化があまり上手ではないため、肉と穀物がバランスよく含まれたフード選びが大切です。目安として、穀類由来のデンプンがフードの40%程度までであれば問題なく消化吸収できることが分かっています。

与えてはいけない食べ物・飲み物

猫に与えてはいけない食べ物・飲み物はたくさんあります。また、意外と知られていないものもあるので、注意が必要です。ここでは、例として13個の危険食材をご紹介します。

  • 生魚
  • 貝類
  • 高塩分食材
  • アボカド
  • ナッツ
  • チョコレート
  • キシリトール
  • ブドウ
  • フライドチキンなどの鳥の骨
  • 生卵白
  • ネギ類
  • イカやタコ
  • 人間用牛乳

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猫のおやつの選び方は?

猫のしつけのご褒美やコミュニケーションをとるのに便利なおやつ。さまざまな種類があるため、与えるシーンや猫の好みに合ったものを選びましょう。例えば、与える量を調節しやすいドライタイプや、水分量が多いウエットタイプ、食いつき抜群のまたたびタイプなど、年齢や健康状態に応じて選ぶのがよいでしょう。

猫草・またたびの与え方について

猫の二大好物といわれている、猫草とまたたび。

猫草は、若葉を与えましょう。成長した猫草は固いため、内臓を痛めてしまう場合があります。

またたびを与える時は、耳かき1回分、0.5g以内にとどめてるのが理想です。 ただし、またたびによる恍惚反応は、体に負担がかかるため、シニア猫にはなるべく与えないようにしましょう。

水をあまり飲まない猫に水分をとらせるコツは?

乾燥地帯での生活をルーツにもつ猫は、少量の水分でも生きていけるため、水分をあまり取らない子が多いです。

次の例を参考に、色々試して愛猫の好みを見つけてください。

  • ミネラルウォーター(軟水)
  • カルキ臭を消した水道水
  • 人肌くらいの温度のお湯
  • 魚や鶏肉などのゆで汁

上記以外でも、水分を多く含むウェットタイプのキャットフードを与えるのも効果的です。

療法食への切り替え方について

突然フードを切り替えると警戒し、なかなか口にしないケースが多いため、一般フードの切り替えと同様に、まずは普段のフードに療法食を少量混ぜ込み、味や香りに慣れさせましょう。 1週間〜10日ほどをかけて徐々に療法食の比率を増やしていき、ゆっくりと切り替えることが大切です。

猫を飼う際のポイント

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ここで、猫を飼う際の細かいポイントを年齢別・季節別に紹介します。また、猫とのコミュニケーション方法や、よくある悩み事とその対処法も紹介します。

【成長ステージ別】猫の飼い方のポイント

子猫期(0~1歳)

子猫期の食事・排泄・健康管理は非常に重要です。例えば、人肌より少し高いくらいの40℃に温めた子猫用ミルクを哺乳瓶で与えたり、発情によるストレスをなくすために去勢・避妊治療をさせておくことがおすすめです。

成猫期(1~7歳)

成猫になっても健康管理は欠かさずおこなってください。例えば、トイレをこまめに掃除したり、総合栄養食を与えることで病気の予防に繋がります。

高齢期/シニア猫期(7歳~)

シニア期の食事は、塩分・脂質の過剰摂取を控え、ビタミン類、繊維質は増やすことが大切です。

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【季節別】猫の飼い方のポイント

春夏

春から夏にかけての換毛期は、抜け毛の量が他の季節の数倍になるといわれています。長毛種なら毎日、短毛種なら2~3日に1回のお手入れが目安です。

秋冬

猫は寒さに弱く、防寒対策は非常に重要です。室温は22~24℃を保ち、部屋同士の温度差は4℃以内に抑えるのが理想です。

猫と仲よくなるコツは?

猫との距離を縮めるためには、"猫がしてほしいことをしてあげる"ことが最大の近道です。そこで重要なのがスキンシップ。どこを触ったら喜ぶのか、嫌がるのかを把握し、まったりくつろいでいるときや、何かに集中しているときなどは、無理に触らずそっとしておくとよいでしょう。また、猫は狩りをして生活していた動物なので、活発に動き回るのが大好きです。じゃらしタイプのおもちゃや、ボールタイプ、ネズミの形をしたタイプなど、いろいろなおもちゃを試して遊んでみるのがおすすめです。

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よくある困りごとと、その対処法

単独行動の習性がある猫に、人間と暮らすための"ルールを教える"という犬流のしつけは至難の業です。猫が望ましい行動をできるように"仕向けていく"というしつけ方法が好ましいです。例えば、「あちこちで爪をとがないように好みに合いそうな爪とぎを何か所かに置いておく」「留守番中にイタズラしないよう、安全に遊べて食事ができる環境を整える」など、工夫して生活することが重要です。

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猫へ"しつけ"する方法は?

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ここでは、大きく7つの事項に分けて、猫へのしつけ方法を紹介していきます。

1:室内を自由に散策させる、色々なモノ・人を見せる

室内を自由に散策させ、色々なモノ・人を見せることは、特に子猫期に重要です。いろいろなモノや人を見せることで、社会性が身についたり、粗相を防ぐことに繋がります。

2:名前を呼ぶ

猫にとって「自分の名前」という概念はありませんが、音とトーンで「今、自分の事を呼んでいるんだな」と認識します。猫にとって嬉しいご褒美の瞬間に、繰り返し名前を呼んであげることで、すぐ覚えることができます。

3:トイレの場所を教える

トイレの場所を教えることは、特に子猫期に重要なことです。トイレの場所を教えることで、粗相を防ぐことができます。一方で、なかなかトイレを覚えられない場合は、清潔さや設置場所を見直す必要があります。

4:爪とぎの場所を教える

爪とぎの場所を教えることも、特に子猫期に重要なことです。爪とぎの場所を教えることで、室内の家具や壁、柱などを引っ掻かれて傷付けられてしまうことを緩和できます。爪とぎをなかなか覚えられない場合は、自分がやって見せてあげることが効果的です。

5:たくさん遊ぶ

猫は本来、狩りをする動物。おもちゃは、そんな狩猟本能を満たすために欠かせないアイテムです。猫の脳内には、おもちゃを追いかけると「ドーパミン(楽しい・快い)」が、おもちゃを捕まえると「エンドルフィン(高揚・幸福感)」が分泌され、運動不足はもちろん、メンタル面のケアも期待できます。

6:キャリーバッグ(キャリーケース)に慣れてもらう

病院や移動の際は、キャリーバッグに入ってもらう必要があります。そのため、子猫期からキャリーバッグに慣れさせておく必要があります。例えば、キャリーケースの蓋を開けたまま部屋の一角に置き、日頃から自由に出入りできるような工夫が効果的です。

7:ブラッシング・シャンプーなどのお手入れに慣れてもらう

ブラッシング・シャンプーは、見た目だけでなく、健康を維持するためにも必要なお手入れです。ブラッシングとシャンプーをさせることは、水を嫌う猫にとって非常に難しいですが、猫が好きなスポットを中心におこなったり、ときには動物看護師さんが使う「保定」を取り入れてみましょう。

猫の病気・健康管理について

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猫は犬に比べると、健康管理が難しいといわれています。もともと単独行動で生活してきた猫は、体調が悪くても本能的に隠す性質があるからです。また、猫は留守番が苦手ではないため、日中に長い時間家を空ける飼い主さんは、猫の異変に気づきにくいです。ここでは、猫のかかりやすい病気・ケガと体重管理・ダイエットのコツ、もしも病気やケガをしてしまったときの対処法をご紹介します。

猫がかかりやすい病気・ケガ

前述したように、猫は少ない水分量で生きていける動物です。その点、尿が濃くなり、膀胱炎や結石など尿路系の病気になりやすいとされています。

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猫の体重管理・ダイエットを成功させるコツは?

体重管理にもっとも重要なのは食事です。体型が気になる猫には、低カロリー設計のフードを選びましょう。特に、ダイエット用の総合栄養食であれば、カロリー量は減らしても必須栄養素が欠乏しないように配慮されているので、健康面に心配なく体型管理ができます。

また、高カロリーと思われやすいウェットフードは、同じ分量でもドライフードより低カロリーなうえに、水分含有量が多いです。

日頃の食事を見直すことが体重管理・ダイエットを成功させるコツです。

猫への薬の飲ませ方のポイント

猫用の薬は、「錠剤」「粉薬(散剤)」「シロップ(液体)」「カプセル」の4タイプに分けられます。

薬の味やニオイが苦手な子には、苦い味やニオイがコーティングされている錠剤やカプセルタイプ、見た目で拒絶してしまう子には、ご飯や飲み水に混ぜやすい粉薬タイプ、どちらも飲んでくれない場合は、甘い味がついているシロップタイプがおすすめです。

もしもケガや・事故にあったらどうしたらいい?

誤食や熱中症など内科的症状や、骨折や出血など外科的症状、ワクチンでのアレルギー反応など、愛猫に降り注ぐリスクはさまざま。愛猫が危機に面したときに正しく対処できるよう、飼い主さんができる応急手当てや緊急連絡先などを未然に把握しておきましょう。もしもケガや事故にあってしまった場合は、すぐかかりつけの動物病院へ電話し、獣医の指示を仰ぎましょう。

猫の介護と供養について

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老猫になると人間と同様に、足腰や消化器官などが弱まることで、一人でできることが少なくなっていきます。対策として、トイレに段差をなくしたり、食事はお湯でふやかしたもの、またはウェットフードと組み合わせて与えるなど工夫をしましょう。

そして、愛猫との別れは必ずやってきます。亡くなった後は、呼吸や脈を確認し、ご遺体を保冷剤などで冷やし安置します。その後は、ペット霊園に埋葬したり、遺骨を自宅に置いておくなど、ご自身が一番納得のいく供養の方法を選びましょう。

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愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう

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あなたの愛猫をより長く大切に育てるために、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

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いかがでしたか。今回は、お迎えからお世話、看取りまで一挙に盛りだくさんご紹介しました。それぞれのポイントを抑え、より有意義な愛猫との生活を送りましょう。

現在猫を飼われている方、これからお迎えを検討している方はぜひ本記事を参考にしてください。