ベンガルの保険 | 性格・寿命・飼い方のコツなどを解説
ベンガルは、トラのようなインパクトのある柄が特徴の猫で、日本では目新しい品種です。「猫白血病」の研究のために、野生のヤマネコとイエネコを交配させて生まれました。骨格もがっしりしていて気品がある素敵な猫ですが、日本ではまだ珍しい猫です。だからこそ、ベンガルがかかりやすい病気や寿命・ブリーダーさんの数・里親になる方法・飼い方のコツなどを知る必要があります。今回は、ベンガルを買ううえで知っておきたい医療費やペット保険もご紹介していきます。
- ベンガルとは
- ベンガルをお迎えする方法
- ベンガルの飼い方のコツ
- ベンガルの平均寿命
- ベンガルがなりやすい病気・気をつけたいケガ
- 「もしも」のために、ベンガルも"ペット保険"に入るのがおすすめ
- 年齢ごとの病気・ケガの注意点まとめ
- 今回のまとめ
ベンガルとは
ベンガルの歴史
ベンガルの前身となるのは、もともと白血病の研究のために交配されて生まれた猫を、ペット化した品種です。約50年前、アメリカのウィラード医師が野生の「ヤマネコ」というネコ科の動物に「猫白血病」の抗体がある、との仮説を立て、それを検証するためにヤマネコとイエネコを交配させました。また同じく50年ほど前、猫のブリーダーをしていた女性は、ヤマネコの美しい毛並みと毛柄を見て、「ヤマネコに似た美しい毛の猫がペットとなったら、猫の毛皮を狙った密猟が減るかもしれない」と考え、イエネコとヤマネコの交配種9匹を引取り、新たな品種と交配してベンガルの前身となる猫を産出していきました。その後、TICAという猫の血統書登録機関から正式な認可が下り、「ベンガル」としての品種が世の中に広まっていきました。
なお、ベンガルのルーツでもあるヤマネコは、世界的に絶滅危惧種になっており、日本に生息する「イリオモテヤマネコ」は国の特別天然記念物に指定されるほど貴重な存在です。
ベンガルの特徴:性格
ベンガルは、「トラ柄」「ワイルド」「筋肉質」といういかつい見た目ですが、実は非常に人懐っこくて愛らしい性格の持ち主です。「ベンガル」というペット用の品種になるまでに何度も品種交配を繰り返されており、人慣れしているのではないか、と言われています。
また、筋肉質なことからアクティブで行動的な子が多いことも特徴の1つです。猫の大敵と言われる水も怖がらず、好奇心旺盛な性格です。
ベンガルの特徴:体格・サイズ
見た目の大きな特徴は、とにかく美しいトラ柄とシルクのような手触りの綺麗な毛並みです。また、筋肉質でガッシリとした骨格も非常に魅力的です。また、他の猫と大きく違うポイントとして「背骨が1本多いこと」が挙げられます。そのため、平均的に胴の長さが長く、ペット用の猫としては少し大きめの5〜7kgの子が多い品種です。
毛並みの色はブラウン、シルバー、スノー(白地に茶色の斑点)の3色が基本ですが、多くはブラウンとシルバーです。スノーはとても希少とされています。ブラウンの斑点がある毛並みに筋肉質、少し大きめのサイズ感であることからも、ベンガルはまさにトラの小さいバージョンのような見た目の猫です。
ベンガルをお迎えする方法
「ベンガルを家にお迎えしたい」となった時は、ペットショップで買う・ブリーダーさんから買う・里親になるという3つの方法があります。この3つの方法を交えながら、ベンガルを買う流れ、必要なものをご紹介していきます。
ベンガルの子猫をお迎えする方法
まず、ベンガルは、ペットショップで購入することができます。
まだまだ日本には少ない品種であるため、限られたペットショップからの購入になりますが、お店ならケージや衛生グッズ、服、フードなどの猫を育てる際に必要なものを一式まとめて購入することができるのでおすすめです。
次に、ブリーダーさんから購入する場合です。
ペットショップに流通が少ないのと同じく、ブリーダーさんの数もまだまだ他の猫に比べると少ないですが、検索をしてみるとヒットするブリーダーさんがいます。ベンガルを扱っているブリーダーさんから購入するメリットとしては、ベンガルがかかりやすい病気やケガ、性格の特徴に対する知識が豊富であることが挙げられます。もしお近くにブリーダーさんがいらっしゃる場合は、ブリーダーさんから購入するのもおすすめです。
最後に、保護施設などから里親になる場合です。
「ペットを迎えるなら保護施設から」と、里親になることを希望される方も多いのではないでしょうか。最近では、猫の品種で保護猫を探せるようにもなり、譲渡会も頻繁に開催されるようになってきています。ただ、保護猫の里親になる際は、猫の心のケアも重要です。猫を飼った経験がある方はもちろん、初めて猫を買う方は特に慎重に決断してくださいね。
ベンガルの飼い方のコツ
前述のとおり、ベンガルは非常にエネルギッシュで活動的な猫です。そのため、なるべく広いお家で、遊べるスペースを十分に確保しましょう。できれば毎日数時間一緒に遊んであげると、よりベンガルにとってストレスの少ない生活を送れます。
また、ベンガルは水が好きな猫なので、お風呂場やプールで遊ばせてあげるのも大切です。遊びのレパートリーを確保するのは大変ですが、水慣れしやすいベンガルはシャンプーが楽だったり、人懐っこかったりと飼いやすい猫種です。
しかし、水に濡れたら身体が冷えて病気になってしまうこともあります。お湯や水は常に浅い状態にしておく、遊んだ後はドライヤーできちんと乾かすなど、水遊びやシャンプーの後は体が冷えないよう注意が必要です。
ベンガルの平均寿命
ベンガルの平均寿命は、13〜15歳と言われています。猫の平均寿命は14.2歳と言われているので、特別に寿命が短いというわけではありません。猫の寿命は、飼育する環境や、それぞれの身体の丈夫さによって異なります。ベンガルがかかりやすい病気やケガについて理解し、事前に保険に入るなどの対策をとっておくことで、長く安心してベンガルを飼うことができます。
ベンガルがなりやすい病気・気をつけたいケガ
ベンガルは、皮膚病や膀胱炎といった疾患にかかりやすいほか、ベンガル特有の網膜症や下記のような遺伝性疾患にも注意する必要があります。
・ピルビン酸キナーゼ欠損症
・多発ニューロパチー
・胸壁の奇形
以下では、ベンガルがかかりやすい疾患について解説します。
ベンガル網膜症
ベンガル網膜症は、名前のとおりベンガル特有の病気です。生後2ヶ月前後からいきなり、それも急速に目の網膜が変性してしまい、どんどん視力が低下し、1歳になる頃には失明してしまいます。ベンガルにしか発生しないため、ベンガルを飼ううえでは一番気をつけておきたい病気です。
皮膚病
ベンガルは、基本的には短毛の品種です。長毛もいますが、スノーの毛色と同様に非常に希少な個体とされています。そのため、皮膚が外的な刺激を受けやすく、皮膚病になりやすいです。皮膚病の主な症状としては、湿疹や脱毛、ただれなどがあります。かゆみや痛みを伴うものもあり、悪化すると皮膚癌などの原因にもなってしまうので要注意です。
特発性膀胱炎
特発性膀胱炎は、生活環境や外的・内的ストレスによって発症してしまうと言われている、未だに原因が明らかになっていない病気です。特発性膀胱炎を発症すると、神経に麻痺が起こり、脚が痺れて動きが鈍くなってきます。
このような病気は、風邪や熱、外的な傷などよりも、治療費や定期的なケアが必要になる病気です。環境や食事に気をつけていても罹患してしまうこともあるので、ペット保険やかかりうる可能性のある病気は必ずチェックしておいてください。
「もしも」のために、ベンガルも"ペット保険"に入るのがおすすめ
ベンガルは、活動的な性格からさまざまな病気に罹患する可能性があります。少しのケガや病気ではなく、継続的な治療や入院が必要になり、医療費がかさんでしまうこともあるのです。
特に動物病院の治療費の価格帯は非常に幅が広く、残念ながら低価格で治療が荒いところもあれば、高価でもとても丁寧なケアをしてくれる場合もあります。
より愛猫に負担のないケアをするためにも、ペット保険に入り、金額面で躊躇せずに病院や治療を選べるようにしておきましょう。
いぬとねこの保険 保険料例
※ネクストとライトは、50%プラン・月払・インターネット割引・免責額適用特約セットの場合。ミニは70%プランのみ。インターネット割引は継続時には適用されません
年齢ごとの病気・ケガの注意点まとめ
子猫(0-1歳)
活発な子猫の頃は、特に多くの危険で溢れています。走り回ったり、いろいろなものを触ってみたりと、一瞬で怪我をする可能性があるため、目が離せません。
また、子猫のうちは免疫力が弱く、ふとした時に感染症にかかってしまったり、虫に噛まれて病気になったりしてしまいます。特にベンガルは活動的であるため、子猫のうちからよく動きます。落としたら危ないもの、誤飲しやすい小さなものなどは周りに置かないようにしてください。
成猫(1歳- 6歳)
1歳から6歳までの間は、とにかく元気いっぱいな時期です。食欲も旺盛になり、猫それぞれの性格も顕著に現れてきます。この時期に重要になってくるのは、「ストレスを溜めさせないこと」です。特にベンガルは、ストレスが原因で病気にかかってしまうことがあります。水遊びをさせたり、各々の子が好きなことをなるべくたくさんさせてあげたりすることが、非常に重要です。
老猫(7歳以降)
7歳以降は、猫にとって高齢と言われる年代です。ここで気をつけたいのは、フードや生活環境です。老猫は、子猫と同じように免疫力も低下することに加え、体力も低下していきます。体力の変化に注意して、フードをシニア用にしたり、段差や危険物を避けたりしてください。また、ほんの少しでも体調に異変を感じたら、病院に連れて行くようにしましょう。素早く対処できるよう、日頃から体調の変化に敏感になることが大切です。
まとめ
今回は、ベンガル猫についての特徴・飼い方・病気・保険などについてお話してきました。特徴的なトラ柄が目を引く、気品とワイルドさあふれる猫ですが、実際は人懐っこくて愛らしい性格の持ち主です。ペットとして飼うには非常におすすめな品種です。ただ、ベンガルは特有の病気やかかりやすい病気があるため、万が一のことに備えてペット保険に入るのが大事です。子猫にも成猫にも合う、さまざまな補償プランが用意されているため、ぜひチェックしてみてください。
猫種分類表
猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません
下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。
猫種
- アビシニアン
- アメリカンカール
- アメリカンキューダ
- アメリカンショートヘア
- アメリカンボブテイル
- アメリカンポリダクティル
- アメリカンワイヤーヘア
- アメリカンリングテイル
- アラビアンマウ
- アルパインリンクス
- イジアン
- ウラルレックス
- エイジアン
- エキゾチック・ショートヘア
- エジプシャン・マウ
- オイイーボブ
- オーストラリアンミスト
- オシキャット
- オホサスレス
- オリエンタル
- オリエンタルバイカラー
- カラーポイントショートヘア
- カリフォルニアスパングルド
- キプロスアフロディーテ
- キムリック
- キンカロー
- クリッパーキャット
- クリリアンボブテイル
- コーニッシュレックス
- コラット
- ア行に属する猫の種類
- カ行に属する猫の種類
- サイベリアン
- サバンナ
- サファリ
- ジャパニーズボブテイル
- ジャーマンレックス
- シャム
- シャルトリュー
- シャンティリー
- ジェネッタ
- シンガプーラ
- スキフトイボブテイル
- スクーカム
- スコティッシュフォールド
- スノーシュー
- スフィンクス
- セイシェルワ
- セイロンキャット
- セルカークレックス
- セレンゲティ
- ソコケ
- ソマリ
- ターキッシュアンゴラ
- ターキッシュバン
- チートー
- チャウシー
- デザートリンクス
- テネシーレックス
- デボンレックス
- トイガー
- ドウェルフ
- ドラゴンリー
- トンキニーズ
- ドンスコイ
- ナポレオン
- ネベロング
- ノルウェージャンフォレストキャット
- サ行に属する猫の種類
- タ行に属する猫の種類
- ナ行に属する猫の種類
- バーマン
- バーミーズ
- バーレイニディルムンキャット
- ハイランドリンクス
- ハバナブラウン
- ハバリ
- バリニーズ
- バンビーノ
- ピーターボールド
- ピクシーボブ
- ヒマラヤン
- フォールデックス
- ブラジリアンショートヘアー
- ブランブル
- ブリティッシュ・ショートヘア
- ブリティッシュロングヘアー
- ペルシャ
- ベンガル
- ボンベイ
- マンクス
- マンダレイ
- マンチカン
- ミヌエット
- ミンスキン
- メインクーン
- メコンボブテイル
- モハーベスポッテド
- モハーベボブ
- ユークレイニアンレフコイ
- ヨークチョコレート
- ヨーロピアンショートヘア
- ライコイ
- ラガマフィン
- ラグドール
- ラパーマ
- ラムキン
- ロシアン・ブルー
- ハ行に属する猫の種類
- マ行に属する猫の種類
- ヤ行に属する猫の種類
- ラ行に属する猫の種類