ターキッシュ・アンゴラの保険 | 特徴や性格、飼い方のポイントを解説
ターキッシュ・アンゴラは、「トルコの生きる国宝」と呼ばれるほど希少価値が高く、大切にされている猫種です。貴婦人のような優雅な見た目と自由奔放な猫らしい性格に加え、信頼した1人に深い愛情を見せるその姿は、多くの飼い主を虜にしています。
今回は、ターキッシュ・アンゴラの特徴や性格、飼い方のポイントや注意点などを解説します。おすすめのペット保険もご紹介しているため、ターキッシュ・アンゴラのお迎えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- ターキッシュ・アンゴラの特徴は?
- ターキッシュ・アンゴラの飼い方とポイント
- ターキッシュ・アンゴラを飼育する際の注意点
- ターキッシュ・アンゴラの歴史や起源
- ターキッシュ・アンゴラのかかりやすい病気
- ターキッシュ・アンゴラと長く過ごすなら、ペット保険に入るのが安心
- ペット保険なら日本ペット少額短期保険株式会社
- まとめ
ターキッシュ・アンゴラの特徴は?
ターキッシュ・アンゴラは、世界的に数が少なく、希少性が高い猫種です。原産国のトルコでは、国宝級の猫として大事にされています。日本ではあまり普及していませんが、その気品ある見た目と、心を許した人に深い愛情を見せる性格から、多くの飼い主を魅了しています。
ここでは、ターキッシュ・アンゴラの特徴について解説します。
- 見た目の特徴
- 飼いやすさ
- 性格
- 体格やサイズ
- 毛色
①見た目の特徴
ターキッシュ・アンゴラは、ふわふわとした長い被毛と尻尾、飾り毛に囲まれた胸元が特徴的な猫種です。優雅で気品ある姿から、「トルコの生きる国宝」と呼ばれます。
目は少しつり上がっており、アーモンドのような大きな瞳が魅力的です。目の色にはさまざまな種類があり、左右の目の色が違うオッドアイの個体も多く存在します。美しい白い被毛に魅力的なオッドアイを持つターキッシュ・アンゴラは、しばしばモデルとしても使われています。
②飼いやすさ
ターキッシュ・アンゴラは、気難しい一面がある一方、心を許した飼い主には忠実で言うことを聞いてくれるため、比較的飼いやすい猫種といえます。ただし、1人の飼い主に愛されることを好む猫種であるため、家族全員に懐くとは限りません。また、常に自分が1番でいたいと考えるため、多頭飼いや子どもがいる家庭にはあまり向いていません。
③性格
ターキッシュ・アンゴラは、神経質で繊細な一面を持ち、自由を好む気高い性格です。束縛を嫌い、家族みんなに愛嬌をふりまくタイプではありません。活発で遊び好きな一面もあり、その性格から「歌いながら歩く猫」と称されるほどです。しかし、気に入った1人には心を許し、深い愛情を示します。まさに、猫らしい性格の持ち主と言えるでしょう。
④体格やサイズ
ターキッシュ・アンゴラは、やや細身の筋肉質で、スラリとした四肢が特徴的な猫種です。「バレリーナ体型」と呼ばれます。
サイズは中型のフォーリンタイプで、体高や体重の目安は以下のとおりです。
- 体高:約25~40cm
- 体重:オスは約3~5kg、メスは約2.5~4kg
⑤毛色
ターキッシュ・アンゴラには、さまざまな毛色が認められています。ホワイトが多く、そのほかにクリームやシルバー、ブラック、ブルー、キャリコ、タビーなど、多くの色やパターンが存在します。
被毛は長毛のシングルコートで、シルキーのような手触りが魅力です。
ターキッシュ・アンゴラの飼い方とポイント
以下では、ターキッシュ・アンゴラを飼う際のポイントについて解説します。
- 飼育環境について
- 食事・フードについて
- コミュニケーションや運動について
- お手入れについて
また、ターキッシュ・アンゴラの飼育に向いている方の特徴もご紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
どんな人におすすめ?
ターキッシュ・アンゴラは、自由奔放ですが遊びを好み、心を許した人に非常に懐きます。一緒にいる時間を積極的に作り、遊んだりスキンシップをとってあげられる方におすすめです。
また、1番に扱われることを好むため、子どもがいない家庭や、ほかにペットを飼っていない場合にも適しています。
飼育環境について
ターキッシュ・アンゴラは、賢く頭を使った遊びを好むため、扉を開け閉めして遊ぶことが多いです。そのため、開けられたら困る扉には鍵をかけておきましょう。
また、好奇心旺盛で、外に出ると帰ってこない場合もあります。逃げ出さないよう、戸締りも重要です。
さらに、猫全般に言えることとして、いつでも新鮮な水を飲める環境を整えることが欠かせません。猫は少ない水でも生きていける動物ですが、水分が不足すると、結石症や腎臓病といった病気になるリスクがあります。好きなタイミングで綺麗な水が飲めるよう、自動給水器を設置するのがおすすめです。
食事・フードについて
ターキッシュ・アンゴラは、食べることが大好きで、気をつけないと肥満になってしまいます。肥満になると、体に負担がかかったり、糖尿病のような病気になったりするリスクがあるため、体重管理は欠かせません。
主食には、総合栄養食を与えましょう。食いつきが良いのは一般食ですが、栄養が偏ってしまうため、主食には適していません。総合栄養食なら、水とフードだけで必要な栄養を与えられます。
ライフステージごとに必要な栄養の量は異なるため、年齢や目的に応じたフードを与えましょう。
コミュニケーションや運動について
ターキッシュ・アンゴラは、活発で運動が大好きです。高いところに登ることを好むため、家具が倒れないよう固定したり、キャットタワーを用意したりしましょう。また、猫のおもちゃを使って遊び、狩猟本能を刺激することもおすすめです。
飼い主が一緒に動いて遊んであげると、非常に喜びます。コミュニケーションの一環として、積極的に遊んであげましょう。
お手入れについて
ターキッシュ・アンゴラはシングルコートであるため、比較的抜け毛が少ないです。ただし、被毛が伸びるスピードが速いため、綺麗な毛並みを保てるようこまめにブラッシングを行いましょう。
月に1、2回程度のシャンプーも大切です。しかし、水を嫌う個体が多く、無理矢理シャンプーすると飼い主のことを信頼しなくなってしまいます。子猫のうちから、少しずつ水に慣れさせるようにしましょう。
ターキッシュ・アンゴラを飼育する際の注意点
ターキッシュ・アンゴラを飼育する際は、以下の点に注意が必要です。
- 希少性が高く見つけにくい
- 構いすぎない
- いたずらや脱走・盗難に注意
ここでは、飼育時の注意点について解説します。
希少性が高く見つけにくい
ターキッシュ・アンゴラは非常に希少性が高く、日本ではあまり普及していません。原産国のトルコでも、国宝級の猫として大切に保護されています。そのため、お迎えしたくても、ペットショップで見つけるのが難しい場合が多いです。
ターキッシュ・アンゴラを飼いたい場合は、ターキッシュアンゴラを取り扱っているブリーダーから購入することがおすすめです。海外から輸入するという方法もありますが、トラブルが発生しやすく、何より猫に大きな負担がかかるため、避けた方がよいでしょう。
構いすぎない
ターキッシュ・アンゴラは信頼している飼い主によく懐きますが、束縛されることを嫌うため、構いすぎには注意が必要です。長時間のスキンシップや、抱っこが苦手な場合が多いため、甘えたい時に好きなだけ甘えさせてあげましょう。
いたずらや脱走・盗難に注意
賢く遊び好きなターキッシュ・アンゴラは、時に人間が困ってしまうようないたずらをすることがあります。いたずらにある程度寛容になることも大切ですが、電源コードや触れたら危ないものを触って危険な目に遭わないよう、注意して対策をすることが必要です。
信頼している相手には従順であるため、子猫のうちからしっかりとしつけを行いましょう。また、おもちゃやキャットタワーなど、遊べる環境を十分に整えることも大切です。
また、前述のとおり脱走してしまう可能性があるほか、希少性の高さゆえに盗まれるリスクも否定できません。玄関や窓の鍵は必ず締めましょう。
ターキッシュ・アンゴラの歴史や起源
ターキッシュ・アンゴラの歴史は非常に長く、ペルシャの祖先という説もあるほどです。中央アジアの野生種であるマヌルネコを祖先とする猫が、現在のトルコであるアンゴラで進化したものが、ターキッシュアンゴラの祖先とされています。
1600年代にはターキッシュ・アンゴラが存在したことを示す記録が残されています。もともとトルコで自生していたターキッシュ・アンゴラを、商人がフランスに持ち込み、「アンカラ・キャット」と呼ばれるようになりました。やがてイギリスに渡ると、現在の「ターキッシュ・アンゴラ」という名前になります。
ヨーロッパでは、王族や上流家庭の間で人気を集めました。マリー・アントワネットの愛猫としても知られています。
しかし、1900年代半ばごろからペルシャの人気が高まったことで、ペルシャを改良するためにターキッシュ・アンゴラとの交配が行われるようになりました。そのため、ターキッシュ・アンゴラの数が減少してしまったのです。こうした事態を受け、トルコはアンカラの動物園でターキッシュ・アンゴラの保存を進めます。以後、国外に輸出することに難色を示すようになりました。
20世紀に、あるアメリカ人がターキッシュ・アンゴラに目をつけます。1962年になってようやく1組のつがいを譲り受けると、アメリカで繁殖・育種が始まりました。
ターキッシュアンゴラたちはアメリカでも人気が上昇し、繁殖と育種は順調に進みました。
以後、アメリカを中心に、世界各国で愛されています。
ターキッシュ・アンゴラのかかりやすい病気
ターキッシュ・アンゴラは、長い間純血種として育ってきた猫種であるため、遺伝性の疾患が比較的少ない傾向にあります。丈夫な個体が多い一方、以下のような病気にはかかりやすいため、注意が必要です。
- 難聴(オッドアイの場合)
- 神経筋障害(運動失調症)
- 肥大型心筋症
ターキッシュ・アンゴラのなかでも、オッドアイの個体については、片耳、あるいは両耳が難聴である場合があります。自分の声が聞こえず大きな鳴き声をあげてしまうため、集合住宅で飼育するのは難しいでしょう。
さらに、神経筋障害(運動失調症)を発症する可能性が高いことでも知られています。発症すると、成猫になる前になくなってしまうこともあります。
また、純血種に多く見られる肥大型心筋症にも注意が必要です。左心室の心筋が肥大化し、心臓のポンプ機能や血流に異常が見られます。体をあまり動かさず、寝てばかりの様子が見られる場合は、肥大型心筋症の疑いがあるため動物病院を受診しましょう。
ターキッシュ・アンゴラと長く過ごすなら、ペット保険に入るのが安心
ターキッシュ・アンゴラは、上記のような病気のほか、さまざまな病気にかかる可能性があります。ペットには人間のような公的保険制度がないため、医療費は原則飼い主が全額負担しなければなりません。病気によっては、高額な費用がかかる入院や、長期にわたる通院が必要になる可能性もあります。
ターキッシュ・アンゴラを安心して育てるためには、ペット保険への加入がおすすめです。ペット保険に加入することで、万が一の事態にも安心して対応できます。
ペット保険なら日本ペット少額短期保険株式会社
日本ペット少額短期保険株式会社が運営するペット保険「いぬとねこの保険」には、補償内容ごとに、3つのプランがあります。
いぬとねこの保険 保険料例
※ネクストとライトは、50%プラン・月払・インターネット割引・免責額適用特約セットの場合。ミニは70%プランのみ。インターネット割引は継続時には適用されません
まとめ
今回は、ターキッシュ・アンゴラの特徴や性格、飼い方のポイントやかかりやすい病気などを解説しました。希少性が高いターキッシュ・アンゴラは、日本で普及はしていないものの、その上品な見た目と猫らしさ溢れるかわいらしい性格から、多くの飼い主を魅了しています。ターキッシュ・アンゴラと長く一緒に過ごすためには、万が一の事態に安心して備えられるよう、ペット保険に加入することがおすすめです。
猫種分類表
猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません
下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。
猫種
- アビシニアン
- アメリカンカール
- アメリカンキューダ
- アメリカンショートヘア
- アメリカンボブテイル
- アメリカンポリダクティル
- アメリカンワイヤーヘア
- アメリカンリングテイル
- アラビアンマウ
- アルパインリンクス
- イジアン
- ウラルレックス
- エイジアン
- エキゾチック・ショートヘア
- エジプシャン・マウ
- オイイーボブ
- オーストラリアンミスト
- オシキャット
- オホサスレス
- オリエンタル
- オリエンタルバイカラー
- カラーポイントショートヘア
- カリフォルニアスパングルド
- キプロスアフロディーテ
- キムリック
- キンカロー
- クリッパーキャット
- クリリアンボブテイル
- コーニッシュレックス
- コラット
- ア行に属する猫の種類
- カ行に属する猫の種類
- サイベリアン
- サバンナ
- サファリ
- ジャパニーズボブテイル
- ジャーマンレックス
- シャム
- シャルトリュー
- シャンティリー
- ジェネッタ
- シンガプーラ
- スキフトイボブテイル
- スクーカム
- スコティッシュフォールド
- スノーシュー
- スフィンクス
- セイシェルワ
- セイロンキャット
- セルカークレックス
- セレンゲティ
- ソコケ
- ソマリ
- ターキッシュアンゴラ
- ターキッシュバン
- チートー
- チャウシー
- デザートリンクス
- テネシーレックス
- デボンレックス
- トイガー
- ドウェルフ
- ドラゴンリー
- トンキニーズ
- ドンスコイ
- ナポレオン
- ネベロング
- ノルウェージャンフォレストキャット
- サ行に属する猫の種類
- タ行に属する猫の種類
- ナ行に属する猫の種類
- バーマン
- バーミーズ
- バーレイニディルムンキャット
- ハイランドリンクス
- ハバナブラウン
- ハバリ
- バリニーズ
- バンビーノ
- ピーターボールド
- ピクシーボブ
- ヒマラヤン
- フォールデックス
- ブラジリアンショートヘアー
- ブランブル
- ブリティッシュ・ショートヘア
- ブリティッシュロングヘアー
- ペルシャ
- ベンガル
- ボンベイ
- マンクス
- マンダレイ
- マンチカン
- ミヌエット
- ミンスキン
- メインクーン
- メコンボブテイル
- モハーベスポッテド
- モハーベボブ
- ユークレイニアンレフコイ
- ヨークチョコレート
- ヨーロピアンショートヘア
- ライコイ
- ラガマフィン
- ラグドール
- ラパーマ
- ラムキン
- ロシアン・ブルー
- ハ行に属する猫の種類
- マ行に属する猫の種類
- ヤ行に属する猫の種類
- ラ行に属する猫の種類