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ロシアン・ブルーの保険 | 性格・寿命・飼い方のコツなどを解説

高貴でスタイリッシュな印象のあるロシアンブルー。性格も穏やかで大人しい性格をしているため、飼いやすい猫種の1つです。しかし臆病で神経質な一面があることから、他の猫種と比べると寿命が短い傾向があり、気を付けるべき病気やケガもあります。ロシアンブルーと少しでも長く暮らすために、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選びましょう。ご自身の予算やニーズに合ったペット保険を選ぶために、この記事ではロシアンブルーのルーツや特徴、かかりやすい病気・ケガなどを解説します。

ロシアンブルー

ロシアンブルーの歴史

ロシアンブルー、寝そべる


ロシアンブルーは名前の通り、ロシアで自然発生した猫種と言われています。その美しい容姿から貴族のペットとして愛されていたそうです。船乗りのボートに同乗したことによってロシアからヨーロッパに移り住み、アメリカには1900年代初頭に渡っています。この段階のロシアンブルーは、現在の風貌ではありません。18世紀頃にはヨーロッパや北欧で人気になるものの、第一次・第二次世界大戦によって頭数が激変し、一時は絶滅の危機に陥ってしまいます。この状況に危機を覚えたイギリスやアメリカのブリーダーが懸命に繁殖計画を実行し、絶滅の危機を回避したのです。

ブリティッシュショートヘアやシャム猫との交配が行われ、今日のロシアンブルーが誕生しました。このような歴史があるため、ロシアの地名が含まれる「アークエンジェルキャット」や「アルハンゲルキャット」、ロシア外で付けられた「マルティーズキャット」「フォーリンブルー」「スパニッシュキャット」など、ロシアンブルーにはさまざまな呼ばれ方があります。

ロシアンブルーの特徴

ロシアンブルー、見つめる


ロシアンブルーが美しいと呼ばれる理由はなぜなのでしょうか。次にロシアンブルーの特徴を解説します。

目の色

ロシアンブルーは成猫になると美しいエメラルドグリーンの瞳になります。子猫の時は淡いブルーの色をしており、「キトンブルー」と呼ばれます。「kitten」とは子猫という意味です。2年程かけて、淡いブルーからエメラルドグリーンに瞳の色が変化します。

ロシアンスマイル

ロシアンブルーは口角が微かに上がっているのが特徴です。これが微笑んでいるように見えることから「ロシアンスマイル」と呼ばれ、多くの人々を魅了しています。美しさとその微笑みから、天使のような猫と呼ばれることもあります。

被毛

ロシアンブルーの被毛は短いながらもダブルコート(二層構造)になっており、寒さには強いですが、抜け毛は多めです。ダブルコートであるため、短毛ながらボリュームがあるように見えます。

ロシアンブルーは綺麗な艶のあるブルーの毛色をしています。毛先にはシルバーが入っているため、光に当たると非常に美しく輝きます。毛色のバリエーションは少ないものの、その美しさで人々を魅了している魅力的な猫です。

ロシアンブルーのサイズ

ロシアンブルー、上目遣い


ロシアンブルーの平均体重は3〜5kgで体長は約30〜40cmです。体型はフォーリンタイプと呼ばれ、骨格は細く、胴体・足・しっぽが長く非常にスリムな体型をしています。5kgを超えると肥満体型とされています。ロシアンブルーは比較的じっとしている時間を好むため運動不足になりがちです。5kg以下をキープできるような食事量や運動量にしてあげましょう。

ロシアンブルーの性格

ロシアンブルー、目をつぶる

おとなしい

ロシアンブルーは「ボイスレスキャット」と呼ばれるほど鳴かない猫種として知られていて、大人しい性格をしています。子猫の時も小さく可愛い声で「ミャーミャー」と鳴きます。鳴き声も静かであるため、マンションや集合住宅街でも安心して飼育できる、飼いやすい猫種です。

高い忠誠心

ロシアンブルーは、プライドが高く気まぐれな一面もある反面、心を許した人には高い忠誠心を持ちます。犬のような高い忠誠心を持つことから、「猫ではない」といわれることもあるほどです。

飼いはじめの頃は人見知りをすることが多いですが、慣れてくるといってらっしゃいのお見送りやおかえりのお出迎えをしてくれることもあります。ツンデレな要素があり、その性格から多くの人を魅了しています。

警戒心が強く、臆病

飼い主には従順ですが、警戒心が強く、臆病な一面があります。来客時にはすぐに隠れてしまう場面も多いです。少々気難しい部分や神経質な部分もあるため、多頭飼いはあまり向いていない猫種でもあります。心を許した信頼できる人と2人きりで過ごしたい、というタイプです。

特定の人への多大な愛着

ロシアンブルーは従順な性格をしていますが、誰にでも従順というわけではありません。家族の中でも懐く相手を選びます。お姉ちゃんにはくっついて歩くのに弟には全く、ということも多々あるのが特徴です。

プライドが高いことから、自分が認めた相手だけを独占しようとする傾向があります。多大な愛着を持つ分、独占心も強いため、飼い主が他の猫と遊ぶと強い嫉妬心をみせる時もあります。

遊びが大好き

ロシアンブルーは狩りの習性が強く残っているため、運動や遊ぶことが大好きです。体を動かせない環境にいると、ストレスが溜まりやすい傾向にあります。そのため、十分に遊べる環境を用意して運動させてあげましょう。遊ぶ時間を作ってあげたり、キャットタワーやキャットウォークなどを室内に設置してあげたりすることが大切です。

ロシアンブルーをお迎えする方法

ロシアンブルー、子猫、段ボール


ロシアンブルーを迎え入れる方法には、ペットショップやブリーダー、保護猫の里親になるなどの方法があります。

ロシアンブルーの生涯にかかる飼育費用は、おおよそ120〜130万円程です。これは、「初期費用」+「年間費用」×「寿命(平均寿命13年)」で算出しています。初期費用には子猫の価格、飼育環境(キャットタワー、食器類、ケア用品、トイレ用品)を含んでいます。年間費用にはキャットフード代、医療費、ケア・トイレ用品を含めています。ロシアンブルーは「尿結石」や「糖尿病」を患いやすいため、ペット保険に入っておくと医療費を抑えることができます。

こんな人におすすめ

ロシアンブルーは猫アレルギーの原因となる「アレルゲン」というたんぱく質の生成量が少ないことから、猫アレルギーを発症しにくいと言われます。そのため、猫を飼いたいと思っているが、猫アレルギーが心配、という方には非常におすすめの猫種です。

また、ロシアンブルーは大人しく静かな猫種であり、神経質な一面を持っていることから、賑やかな大家族よりはひとり暮らしの方や年配の方におすすめです。滅多に鳴かず、鳴き声も静かであるため、マンションにお住まいの方にも向いています。

ロシアンブルーを飼う際の注意点

ロシアンブルー、覗き込む


ロシアンブルーは神経質な一面があるため、ストレスを与えない環境作りを行いましょう。

短毛ながらダブルコートであるため、寒さに強い一方、暑さには弱いです。そのため、夏場は特に注意が必要です。エアコンの設定温度は27〜28度に設定し、熱中症にならないように管理してあげましょう。

また、環境の変化に非常にストレスを感じます。来客にしつこく絡まれたり、赤ちゃんが産まれて賑やかな環境になったりなどの変化は、人見知りをするロシアンブルーには大きな負担になります。なるべく静かな環境を作ってあげることが大切です。別の部屋で過ごさせてあげるなど、繊細なロシアンブルーに負担をかけない環境作りを徹底しましょう。

ストレスで凶暴化してしまったら?

ロシアンブルーは落ち着いた性格をしていますが、神経質な一面がある故に、ストレスが溜まりすぎると凶暴化してしまう場合があります。凶暴化すると声を出して威嚇したり、噛み付いたり引っ掻いたりするなど攻撃的な行動をします。

このように凶暴化した場合は、手をパンと叩いて大きな音を出したり、霧吹きなどで水をかけたりといった対処法が有効です。大きな声で怒鳴ってしまうとプライドが高いロシアンブルーはますます心を閉ざしてしまう場合があります。しかし、何よりもストレスをかけない環境作りを徹底してください。

外出時にいたずらされないように要注意!

ロシアンブルーは寂しがりやで、長時間の留守番を苦手とします。独立心が強く、賢いためいたずらをすることも多いです。外出時にはいたずらされないように、物をしまっておいたり、火の元をチェックしておいたりなどの対策をするようにしましょう。

ロシアンブルーのしつけ

ロシアンブルー、寝そべる


ロシアンブルーは賢いため、しつけも比較的簡単に行えます。早いうちからしつけを行わないと自分勝手な行動を多くとってしまうようになります。お互いにストレスフリーな生活をするために、ルール作りをしっかりと行いましょう。最低限「トイレ」「噛み癖」「爪とぎ」の3つはきちんとしつけけておくことが重要です。

ロシアンブルーは臆病な一面があるため、叱る時に大声を出すのは禁物です。静かな声で注意するようにしましょう。

ロシアンブルーにおすすめの食事

ロシアンブルー、舌


ロシアンブルーは食べることが大好きな猫種ですが、スタイリッシュな体型をしているため、太るとすぐに体型に表れます。活発に動くこともありますが、基本的に大人しくじっとしていることが多いです。運動量だけでなく、食事量にも気をつけなければ、すぐに肥満体型になってしまいます。

与えた分だけ食べてしまうことが多いため、ロシアンブルーの健康を保つためには食事管理が非常に重要です。おすすめの餌は、高たんぱくで穀物不使用のキャットフードです。猫の体には炭水化物を消化する消化酵素がありません。炭水化物を消化する際は、消化器官に負担をかけてしまうだけでなく、糖尿病や肥満の原因にもなります。ロシアンブルーは糖尿病や肥満になりやすいため、特に穀物不使用のキャットフードがおすすめです。

ロシアンブルーの寿命

ロシアンブルー、寝転ぶ、カーペット


ロシアンブルーの平均寿命は約10〜13年で、猫全体の平均寿命である約15年と比べるとやや短めになっています。これはロシアンブルーの性格や特徴が関係していると考えられます。

ロシアンブルーは些細な環境の変化でストレスを感じ、健康ダメージを受けやすいです。ストレスフリーな環境づくりを行うとともに、体調の変化には素早く気づけるようにして、少しでも長く愛猫と過ごせるようにしましょう。

ロシアンブルーの気をつけたい病気・ケガ

ロシアンブルー、座る、棚


ロシアンブルーは肥満になりやすく、ストレスを抱えやすい猫種であるため、生活環境が原因の疾患にかかりやすいと言われています。ロシアンブルーがかかりやすい病気やケガについて事前にしっかり把握しておくことで、もしもの時に冷静に対処することが可能です。

泌尿器系疾患

猫は一般的に泌尿器系の病気にかかりやすいですが、ストレスを抱えやすいロシアンブルーは特に「尿路結」に注意が必要です。尿管や尿道の中に結石ができてしまい、頻尿や血尿などの症状が現れます。悪化すると「尿毒症」を起こすため、早めに病院で診てもらいましょう。

発病の原因としては、ストレスはもちろん、肥満や水分不足、ミネラルの取りすぎなどが挙げられます。ロシアンブルーはストレスを溜めすぎると食べすぎてしまい、肥満の原因になるため、十分に注意するようにしてください。基本的に、小さな結石は食事療法で溶かして治療を行い、大きい場合は手術で取り除きます。

関節疾患

ロシアンブルーは元々運動を沢山するタイプではないので見つけにくいのですが、不自然な歩き方をしていたら関節疾患を疑うようにしてください。関節疾患の主な症状は「不自然な歩き方」「運動を嫌がるようになる」「関節の変形や腫れが目立つ」です。発症の原因としては骨折や捻挫などのケガや、肥満があります。

糖尿病

ロシアンブルーはよく食べる反面、あまり活動的ではない一面があるため、糖尿病になりやすい猫種です。また、ミックス猫と比べると糖尿病になりやすい猫種とされています。

主な症状は「水を大量に飲む」「体重の減少」「食事量が増える」「排尿が頻繁になる」です。原因としては、運動不足や食べすぎの他にも早食いが挙げられます。食事の調整やインスリン注射で治療を行いますが、重症化してしまった場合は、生涯にわたってインスリン注射を打たなければいけなくなってしまいます。

ロシアンブルーの「もしも」のために"ペット保険"をおすすめします

ペット保険、書類、電卓


大切なロシアンブルーが突然病気やケガをしてしまった時、高額な治療費がかかってしまいます。そんな「もしも」の時のためにペット保険に入っていると安心です。

まとめ

ロシアンブルー、見つめる、瞳


今回は、ロシアンブルーのルーツや特徴、飼い方やかかりやすい病気やケガについて解説しました。「猫ではない性格」と言われるロシアンブルーは、大人しく、ストレスに敏感な猫種であるため、ストレスフリーな環境を作ってあげるようにしましょう。また、愛猫の「もしも」の時に備えて、ご自身の予算やニーズに合ったペット保険に加入することもおすすめです。

アルファ動物病院院長鍋島先生

監修獣医師

鍋島淳 (アルファ動物病院院長)

東京大学卒業後、同大学付属動物病院にて研修。
1979年東京都葛飾区に動物病院を開院、院長に。現在に至る。
東京都獣医師会所属。

<アルファ動物病院>

猫種分類表

猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません

下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。

猫種