犬と猫のペット保険|いぬとねこの保険

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ミヌエットってどんな猫?性格や注意すべき病気などを解説!

1990年代に誕生し、まだまだ希少性の高いミヌエットをご存知でしょうか?短い足とふわふわの毛が特徴的で、その愛らしさから、近年日本でも注目を集めている猫種です。しかし、遺伝性疾患にかかりやすいとされているペルシャ系から派生した猫種のため、ミヌエットも遺伝性疾患にかかりやすい傾向があります。大切なミヌエットと少しでも長く生活するために、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選びましょう。ご自身の予算やニーズに合ったペット保険を選ぶために、この記事ではミヌエットのルーツや特徴、かかりやすい病気・ケガなどを解説します。

ミヌエット

ミヌエットの特徴と魅力

ミヌエット、子猫

ミヌエットの性格は?

ミヌエットは、ペルシャ猫の甘えん坊な一面とマンチカンの好奇心旺盛さを受け継いだ性格をしています。穏やかで人懐っこいため、しつけもしやすく、初心者や赤ちゃんがいる家庭でも比較的飼いやすい猫種だといえます。また、社交的で、訪問者や他のペットにも懐きやすいため、多頭飼いにも向いています。基本的に飼い主とのコミュニケーションが好きな猫種ではありますが、自分の時間を大切にするマイペースな一面も持ち合わせているのが特徴です。そのため、必要以上に構いすぎることはせず、時にはそっと距離を置いてあげるようにすると良い関係が築けるでしょう。

ミヌエットの歴史や起源

ミヌエットは1996年にアメリカで誕生した猫種です。最初にマンチカンとペルシャを交配し、その子猫をヒマラヤンやエキゾチックショートヘアなど、ペルシャの遺伝子を持つ猫種とかけ合わせることで、誕生しました。当初は、足が短いことから「ナポレオン」と名付けられていました。これは、フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトからとっており、ナポレオンも身長が低いことで有名だったことが由来とされています。しかし、フランスから「英雄に対して不敬に値する」という声が多く上がったため、2015年に「ミヌエット」に改名されました。ミヌエットは英語で「Minuet」と表記され、「17〜18世紀にヨーロッパで流行した舞踏」という意味です。

ミヌエットの身体的な特徴

ミヌエットはマンチカンの血を強く引いており、短い足、がっしりとした体格が特徴として挙げられます。足は短いものの、運動力は高く、他の猫種と比べても劣りません。また、筋肉質で骨格がしっかりしており、小柄でありながらもずっしりとしたスタイルです。

ミヌエットの被毛・毛色

ミヌエットの被毛はペルシャ譲りのふわふわな毛質となっており、短毛と長毛の2種類に分けられます。被毛はダブルコートという二層の構造をしていることから、触りごごちは抜群ですが、抜け毛の量は多いです。換毛期である春と夏は特に毛が抜けるため、ブラッシングなどのケアをこまめにしてあげるようにしましょう。毛色に関しては、様々なバリエーションがあります。ブラックやホワイトを始めとして、クリーム、シルバー、ブルーなどの様々な毛色が認められています。

ミヌエットが人気な理由

ミヌエット、正面、顔


ミヌエットは歴史が浅く、日本では希少性の高い猫種ですが、丸みのある体やふわふわな毛色、可愛らしく愛嬌のある性格から、日本でも著名人が飼い始めるなど人気を集めている猫種です。

ミヌエットをお迎えする方法・準備は?

ミヌエット、子猫

ブリーダーからミヌエットを紹介してもらう

ミヌエットと出会う方法の1つが、ブリーダーから紹介してもらうことです。インターネットで検索して見つけることができます。この方法は、ブリーダーが子猫の性格や特徴、クセなどを把握していることから、理想の子猫を見つけられる可能性が高くなるというメリットがあります。育ってきた環境など、ブリーダーにミヌエットについて質問できるのも心強いポイントです。ブリーダーによって費用が異なるため、事前におおよその費用を聞いておくようにしましょう。

ペットショップでミヌエットを探す

ペットショップでもミヌエットをお迎えすることができます。ペットショップにはトイレやフード、ゲージなど、育てるうえで必要な用品をすべて揃えることができるというメリットがあります。しかし、希少性の高いミヌエットに出会えない可能性も高いため、ミヌエットを取り扱っているかを事前に確認してから行くようにしましょう。

ミヌエットの里親になる

里親制度を利用して、ミヌエットをお迎えすることも方法の1つです。飼い主を探している保護猫を譲り受けるため、費用を抑えられるというメリットがあります。また殺処分される可能性のある猫を救うこともできます。しかし、ペットショップと同様に、希少性の高いミヌエットの保護猫がいる可能性は低いといえるでしょう。

ミヌエットの飼い方のコツ

ミヌエット、子猫、上を向く


ミヌエットと一緒に暮らす上で気をつけておきたい5つのポイント・コツを紹介します。

静かで快適な環境を用意する

ミヌエットは、子猫のうちは活発に動き回ることが多いですが、大人になるにつれて徐々に落ち着いていきます。ミヌエットが成猫になる前に、落ち着いて過ごせるような静かな環境づくりを行いましょう。また、室温にも気を配り、猫が快適な温度で過ごせるようにしましょう。特に、長毛が多いミヌエットは熱中症になりやすいため、暑さ対策は徹底してください。

日常的に運動をさせるようにする

ミヌエットはマンチカン譲りの好奇心旺盛で活発な性格をしているため、子猫の時は特に運動量が多く、遊び回ります。成猫になると肥満になりやすい傾向があるため、キャットタワーなどを準備して、日常的に運動できる環境を作ってあげましょう。ミヌエットは足が短いため、キャットタワーを購入する際には低めのものを選んでください。足に負担がかかりにくい猫じゃらしなどで、定期的に遊んであげるのもおすすめです。

毎日のブラッシング

ミヌエットの被毛は柔らかくボリュームがあるので、毛が多く抜けます。また、ふわふわであることから、グルーミングでよく舌に毛が絡み、体に毛が溜まりやすいです。身体の中に毛が溜まってしまうと毛球症になり、ご飯が食べれなくなってしまうなどの症状が現れます。 毛球症を防ぐためには、こまめにブラッシングしましょう。ブラッシングによって、ダニやノミなどの害虫も除去できます。

食事管理をしっかり行う

ミヌエットは成猫になると肥満になりやすい傾向があるため、運動だけでなく、食事管理をしっかりと行うことも重要です。餌の量を調整するのはもちろん、栄養バランスについても気をつけてあげましょう。動物性たんぱく質が多く入っている総合栄養食を与えるのがおすすめですが、与えすぎると肥満になるリスクが高くなるので、年齢や体重に合った適切な量を与えるようにしましょう。

一人の時間を作ってあげる

ミヌエットは甘えん坊な性格をしていますが、マイペースな一面も持ち合わせているため、一人の時間がないとストレスを感じてしまいます。遊ぶ時はしっかり遊んであげたうえで、適度な距離を保ってあげるように心がけましょう。

ミヌエットの平均寿命は?

ミヌエット、籠


ミヌエットの平均寿命は約12〜14歳と言われています。猫全体の平均年齢は約14〜15歳なので、ミヌエットの平均寿命はやや短めとなっています。ミヌエットに少しでも長生きしてもらうためにも、日頃からストレスを与えない環境作りを行ったり、食事に気を遣ってあげたりするようにしましょう。

ミヌエットがかかりやすい病気・ケガ

ミヌエット、椅子、見つめる


ミヌエットはペルシャ系の血筋を引いているので、遺伝的にかかりやすい病気もあります。以下では、ミヌエットの気をつけたい病気・ケガについてご紹介します。

流涙症

流涙症とは、目から涙がたくさん溢れてしまう病気です。「涙やけ」とも言われます。ペルシャ系の鼻が短い猫がかかりやすい病気です。命に関わることはありませんが、猫が目を触って炎症が起きたり、角膜を傷つけてしまったりすることがあるので注意しましょう。目薬などで症状を緩和できます。

慢性腎臓病

慢性腎臓病は、何らかの原因で腎臓の機能が長期間にわたって低下していく病気です。腎臓の機能の75%が障害されるまでは目立った症状が出ないため、気付きにくい病気といわれています。進行が進むと多飲多尿を引き起こし、体重の増加、減少、貧血などの症状があらわれます。一度悪くなった腎臓は治りませんが、早期発見できれば進行を遅らせることができるので、定期的に検査を受けることが重要です。

多発性嚢胞腎

嚢胞が腎臓を圧迫することで、正常な腎臓組織が減少し、腎不全を起こしてしまう病気です。ペルシャ猫や、ペルシャ猫と血縁関係のある猫に多くみられます。多飲多尿、嘔吐、脱水、貧血といった慢性腎臓病と同様の症状がみられます。この病気も初期は無症状なため、気付きにくいですが、命に関わる危険性のある病気なので、定期的な検診が重要です。

肥大型心筋症

肥大型心筋症とは心臓の筋肉が分厚くなってしまう病気です。ミヌエットは遺伝的にかかりやすい病気でもあります。初期は無症状な場合が多く、心雑音が聞こえる程度ですが、重症化すると苦しそうに呼吸をしたり、後ろ足が麻痺したりします。症状が悪化すると命に関わる危険性があるので、早期発見が大きなカギとなります。定期的に心臓のチェックをするようにしましょう。

ミヌエットに必要な補償内容

ミヌエット、子猫、見つめる

傷病別の必要な補償内容

流涙症

流涙症の治療は、原因によって異なります。角膜炎や結膜炎などが原因である場合は、抗生剤や消炎剤の点眼治療を行います。また、異物や逆さまつげによる刺激が原因となっている場合は異物を取り除いたり、目の洗浄を行います。猫の鼻涙管が詰まっている場合は鼻涙管の洗浄を行って、涙の流れを良くすることで症状が改善されます。流涙症においては、通院のみの限定補償型でも問題ありませんが、再発のリスクを考慮すると、限度日数や限度回数のない補償がおすすめです。


腎不全

慢性腎臓病、多発性嚢胞腎などの腎不全の疾患は、治療により完全に回復することはありません。そのため、疾患の進行を緩やかにするための治療を行います。内科的治療としては、血液中の老廃物や毒素を体外に排出させることが治療の主体となります。点滴や内服薬、食事療法を行うことで、腎臓の負担を減らし、腎不全の進行を遅らせます。長期にわたっての治療を要するため、通院の日数や回数に制限がない補償がおすすめです。


筋骨格系疾患

肥大型心筋症の治療は、左心不全の進行抑制と鬱血性心不全への対処、抗血栓などの内科的な対症療法が中心となります。定期的な通院が必要になるので、通院の日数や回数に制限がない補償がおすすめです。また、遺伝性疾患の可能性が高いこの疾患は補償対象外のペット保険も多いので注意が必要です。

ペット保険の選び方のポイント

保険、ペット


ミヌエットは他の猫種と比較すると、上記のような遺伝性、先天性疾患にかかりやすい猫種であるため、長期間にわたって通院をする可能性があります。ペット保険選びにおいては、ご自身に合った予算や備えたいケースに適したものを選びましょう。

年齢ごとの病気・ケガのまとめ

動物病院、イメージ

子猫(0-1歳)

子猫のときは、多発性嚢胞腎などの疾患に注意しましょう。残念ながら完治は難しいですが、早期発見することで進行を遅らせることができます。定期的な検診を欠かさないようにしましょう。また、流涙症も気を付けたい疾患の1つです。ミヌエットは鼻が短い短頭種であり、骨格上鼻涙管が折れ曲がって、涙液が流れにくく、流涙症を起こしやすいので、涙が過剰に目に溜まるなどの症状が出たらすぐに病院へ連れていきましょう。

成猫(1歳- 6歳)

成猫は、肥大型心筋症や毛球病などに注意しましょう。肥大型心筋症は早期発見・治療が非常に重要であるため、心臓チェックを定期的に受けることが大切です。また、ミヌエットはダブルコートで毛が抜けやすく、毛球症になりやすい猫種です。こまめなブラッシングを心がけるようにしてください。

老猫(7歳以降)

高齢期は、さまざまな疾患が発生しやすくなります。特に気を付けたいのは、腎機能の低下で起こってしまう慢性腎臓病です。また、歳を重ねて運動不足になると、肥満気味になり、糖尿病にかかってしまう危険もあります。食事管理を丁寧に行うことはもちろん、定期的に動物病院で検診を受け、早期発見・治療を行うことが大切です。

まとめ

ミヌエット、横を向く


今回は、ミヌエットについて、ルーツや特徴、かかりやすい病気や飼い方のコツなどをご紹介しました。希少性の高いミヌエットですが、その可愛らしいルックスと愛嬌のある性格から、今後ますます人気になっていく猫種になるでしょう。しかし、ペルシャ系の血筋を引いているため、遺伝性疾患にかかりやすい猫種でもあります。ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、大切なミヌエットと少しでも長く暮らすために、ミヌエットがかかりやすい病気を理解し、ニーズに合ったペット保険を選べるようにしましょう。

猫種分類表

猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません

下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。

猫種