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オシキャットの保険 | 性格や特徴は?飼い方や気を付けたい病気についても紹介!

大きな体格に豹柄(スポット模様)の被毛が特徴的なオシキャット。野性味溢れるその見た目とは対照的に、甘えん坊な性格と犬のように賢くしつけがしやすいことで人気な猫種です。

また、オシキャットと同じような被毛をもつ猫としてベンガルが挙げられますが、実はまったく異なる猫種です。では一体、オシキャットとはどのような猫なのでしょうか。この記事では、オシキャットの性格や飼い方のコツ、気をつけたい病気などを紹介します。

オシキャット

オシキャットの性格や特徴

ヒョウやチーター、ヤマネコのような野生的なスポット模様が特徴的なオシキャット。ツンとした顔つきから冷たい印象を受けますが、実は対照的な性格の持ち主。ここでは、オシキャットの性格と特徴・毛色についてご紹介します。

オシキャットの性格

オシキャットは、一言で表すと「犬のような性格と知性を持つ猫」です。

野性味溢れる凛々しい外見とは裏腹に、とても甘えん坊で人見知りが少ない一面を持ちます。そのため、他の動物や猫と一緒に飼いやすく、子供とも安心して生活できます。穏やかな性格のため喧嘩も少ないといわれています。

また、おすわりやふせなどの芸を覚えることができたり、リードを繋いで散歩することができるなど、犬と同じようにしつけができるほど賢いといわれています。

オシキャットの特徴・毛色

オシキャットの最大の特徴は、豹柄(スポット模様)の被毛です。綺麗な豹柄というわけではなく、体や足、しっぽなどに太いしま模様があります。これは、育種の段階で混ざったアメリカンショートヘアの血統が関係しており、キジトラ(​​茶色ベースに黒色の縞模様をもつ猫)のような縞模様、クラシックタビーが変形したものとされています。

また、オシキャットの被毛は、細くて短く、シルクのような光沢感と肌触りが特徴的です。そんな被毛には、全部で12種類の毛色があります。代表的なブラウン、シナモン、チョコレート、フォーン(黄味がかった茶色)、ブルー、ラベンダーに、シルバー、エボニーシルバー(黒色に近いシルバー)が組み合わさった計12色です。

頭部は、緩やかな三角形の輪郭に、ピンッと立った大きなくさび形の耳、大きなアーモンド形の目が特徴的です。目の色は青以外すべて公認されています。

体格は、筋肉質でガッチリしており、サブスタンシャル(大型)に分類されます。その大きさは、体高が約23〜25cm、体重が3.5〜7kg程度が好ましいとされています。

オシキャットの歴史や起源

オシキャットの歴史は1964年に遡ります。豹柄(スポット模様)の被毛が特徴的で野性味溢れるその見た目から、ヤマネコとイエネコが交配し誕生したと思われる方も多いかもしれませんが、ヤマネコの血統はまったく入っておらず、アビシニアンとシャムの交雑の第二世代で偶然生まれました。

その交雑をおこなったのは、アメリカの女性ブリーダー「バージニア・デイリー」です。アビシニアンの毛色にシャムのポイントを持つ猫の作出を試みていました。しかし、生まれてきたのはどれもアビシニアンの血統をもつ猫ばかりでした。その後、この交雑で誕生した猫とシャムを交配させたところ、彼女が求めていたアビシニアンの毛色にシャムのポイントを持つ猫、いわゆる第二世代が誕生し、さらに斑点模様をもつ子猫も誕生しました。その子猫が、オシキャットの起源といわれています。

しかし、彼女にとってその子猫は目的の猫と異なるため、1代限りのものと考え、去勢をして別の家にペットとして譲ってしまいました。

ちなみに、オシキャットという名前は、彼女の娘がその子猫を「オシキャット」と呼んでいたことがはじまり。模様がキタアルゼンチンに生息しているヤマネコ「オセロット」に似ていることから名付けられました。

ある日彼女は、有名な遺伝学者クライド・キーラー博士がヤマネコによく似た斑点模様をもち、すでに絶滅した猫種の作出を試みていることを知ります。そこで、今回の交配で偶然生まれた子猫のことを伝え、同じ特徴を持つ猫を育種することになりました。

その後は、シルバータビー(銀色の縞模様)のアメリカンショートヘアと交配し、シルバーの毛色をもつオシキャットの作出や、体型の改良を試みました。

そして、1966年にアメリカの猫の血統登録団体CFA(キャット・ファンシアーズ・アソシエーション)に新しい猫種として申請しましたが、このときは受理されず、予備登録されることになりました。

しかし、以降は、オシキャットに魅了された他のブリーダーたちの努力により、1987年にはCFAに公認登録されることになりました。この時にブリーダーたちが行った交配は、デイリーの作出した血統に拘らず、新たにアビシニアンとシャムを使って、デイリーとは異なる血統を作出したことも多かったようです。

オシキャットはヨーロッパにも輸出されたり、イギリスやドイツでも独自に繁殖が行われ、1998年にはイギリスの猫の血統登録団体GCCFにも登録されることになりました。

オシキャットの飼い方

オシキャットは大型の猫種であり、体格が頑丈で筋肉質です。そのため、おやつをたくさん与えてしまいがちですが、適切な体重を維持するためには食事管理と運動が重要です。

食事は、筋肉を維持するために高タンパク、肥満を防ぐために低炭水化物のキャットフードがおすすめです。また、猫は成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」といった、年齢や目的に応じたキャットフードを与えましょう。

さらに、猫はもともと飲む水の量は比較的少なくても問題ないとされていますが、その反面、尿路結石や腎臓疾患になりやすいといわれています。

しかし、病気は遺伝的な要因や生活習慣がかかわってくるため、フードだけで予防することは難しいです。そこで運動が重要になります。

オシキャットは、人懐っこく遊びを好む習性があります。そのため、キャットタワーやおもちゃなど、積極的に運動ができるような住環境を整えてあげることが大切です。キャットタワーを用意できない方は、タンスや棚などの家具の位置を工夫するなど、上下運動ができる環境を整えてあげると良いでしょう。

また、オシキャットは寂しがりやな性格で、留守番を苦手とします。そのため、一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人や、多頭飼いができる方におすすめです。ただ、オシキャットは穏やかな性格をもつ反面、弱気な一面があるため、他の猫との争いに負けストレスを感じやすい傾向にあります。そのため、留守が多いおうちでは、オシキャットと同じように穏やかな性格の猫や動物と一緒に飼うのがおすすめです。

さらに、ブラッシングなどの日頃のケアもストレス解消が期待できます。特徴の1つであるシルクのような被毛を美しく保つためには、週に1〜2回程度のブラッシングが理想とされています。ブラッシングは、スキンシップとして効果的であるほか、毛玉症の予防にもつながります。

オシキャットをお迎えする方法

見た目と性格のギャップに惹かれ、「オシキャットをお迎えしたい!」と思う方は少なくありません。では、一体どこで出会えるのでしょうか。ここでは、ペットショップ、ブリーダー、里親の3つの手段を紹介します。

オシキャットをペットショップで探す

ペットショップであれば、おもちゃやフードなど、多くの備品が販売されているため、迎えたその日から住環境を整えることができます。ただ、オシキャットは日本では認知度が低く、販売件数が少ないため、事前に店舗を確認した方が良いでしょう。

また、オシキャットは、地色とスポット模様のコントラストが明確であるほど人気があり、高い値段で取引されます。

オシキャットをブリーダーから紹介してもらう

ブリーダーから紹介してもらう最大のメリットは、たくさんのオシキャットがいるなかで、自分がもっとも気に入った子をお迎えできる点です。特にオシキャットは、上述した通り日本ではまだまだ認知度が低い猫種のため、オシキャットのお迎えを検討しているという方にはもっともおすすめの方法です。

また、迎えると決めた子の特徴やクセ、これまでの成長の様子や飼育のコツなどをブリーダーに細かく聞ける点もメリットの1つです。親猫を見られる可能性も高いので、将来どのように成長していくのかがイメージしやすく、初めて猫をお迎えする方にとっては心強いでしょう。

オシキャットの里親になる

里親を募集している保護施設からお迎えする最大のメリットは、費用を抑えられることです。里親になる際は、基本的にお迎え費用はかからず、備品の購入費や医療関係費のみを負担します。

また、最近は動物愛護の観点で「せっかく猫を迎えるなら、保護猫の里親になりたい」と考える方が増えており、譲渡会の情報もチェックしやすいです。

オシキャットの気を付けたい病気

オシキャットは、この猫種だからかかりやすいという病気があまり見当たらない反面、猫が全般的にかかりやすいとされる、尿路結石や、それによる腎臓疾患、毛玉症には注意が必要です。

尿路結石は、尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器官で結晶化し、やがて結石となり、頻繁にトイレに行くのに尿がいつもより少ない、排尿のときに痛そうにしている、血尿が出るなど、さまざまな症状を起こす病気です。

主に、尿がアルカリ性に傾くことが原因でできる「ストラバイト結石」と、酸性に傾くことが原因でできる「シュウ酸カルシウム結石」があります。偏った食事や、日頃の水分不足などが原因であるといわれています。予防として、以下の3つを意識しましょう。

  • 低リン、低マグネシウムの食事を心がける
  • 飲みたいときにいつでも新鮮な水を飲める環境を作る
  • 排尿しやすい環境を作る

一方、毛玉症は、猫の習性であるグルーミングにより引き起こされる病気です。ロングヘアーの猫種に多いとされていますが、短毛種のオシキャットも注意が必要です。
グルーミングは、毛を清潔に保ったり体温をキープするなどの目的でおこなわれます。通常、グルーミングで飲み込んだ毛は排泄されます。しかし、その毛をうまく排泄できず、食欲低下や吐き気、便秘を引き起こす病気が毛玉症です。
毛玉症は、ロングヘアーの猫に多いとされていますが、短毛種でも引き起こすケースは少なくありません。毛の生え変わりの時期やブラッシング不足などで毛量が多くなっている場合、体内で毛玉やフェルトのように固まってしまうことがあります。
予防として、週に1〜2回程度の定期的なブラッシングや、シャンプーなどでケアしてあげましょう。

オシキャットと長く過ごすなら、日本ペット少額短期保険株式会社のペット保険へ

オシキャットは、この猫種だからかかりやすいという病気があまり見当たらないものの、万が一の備えがあれば安心です。あなたの愛猫をより長く大切に育てるために、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。高額になりがちなペットの診療費に備えることで、いざというときに十分な治療を受けさせることができます。

まとめ

野性味溢れる豹柄の被毛に、たくましい体格が特徴的なオシキャット。その外見とは対照的に甘えん坊な一面をもち、そのギャップに惹かれ、お迎えする方は少なくありません。そんな愛猫と長く一緒に過ごすために、ペット保険の加入を検討してみませんか。ペット保険に加入することで、もしものときに安心して治療を受けさせることができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、ニーズに合ったプランを選びましょう。

アルファ動物病院院長鍋島先生

監修獣医師

鍋島淳 (アルファ動物病院院長)

東京大学卒業後、同大学付属動物病院にて研修。
1979年東京都葛飾区に動物病院を開院、院長に。現在に至る。
東京都獣医師会所属。

<アルファ動物病院>

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