シンガプーラの保険 | 特徴や性格、飼い方、病気について解説
小さな体とキリッとした大きい目が印象的なシンガプーラ 。純血種の猫の中で最も小さいとされており、成猫になっても子猫のように華奢で愛らしいことから、多くの人に愛されている猫種です。しかし、寒さや乾燥に弱い猫種のため皮膚疾患などにかかりやすい傾向があります。大切なシンガプーラと少しでも長く生活するために、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選びましょう。ご自身の予算やニーズに合ったペット保険を選ぶために、この記事ではシンガプーラの特徴や性格、かかりやすい病気・ケガなどを解説します。

- シンガプーラの特徴は?
- シンガプーラの性格は?
- シンガプーラの飼い方とポイント
- シンガプーラに似ている猫は?
- シンガプーラの平均寿命
- シンガプーラのかかりやすい病気
- シンガプーラと長く過ごすなら、ペット保険に入るのが安心
- ペット保険なら日本ペット少額短期保険株式会社
- まとめ
シンガプーラの特徴は?

世界一小さいとされ、「小さな妖精」の愛称で親しまれているシンガポーラは一体どのような猫なのでしょうか。シンガプーラの歴史や起源、飼いやすさや見た目の特徴をご紹介いたします。
①飼いやすさ
シンガプーラは穏やかでフレンドリーな性格をしているので、初心者でも飼いやすい猫種といえます。鳴き声も小さく、ほとんど鳴かないおとなしい猫なので、集合住宅でも安心して飼育できるでしょう。
②歴史・起源
シンガプーラは1980年前後にCFA、TICAといった血統登録機関に登録された比較的新しい猫種です。ルーツはシンガポールにあります。1970年代初頭、シンガポールに赴任していたアメリカ人のメデュ夫妻が下水道でネズミ捕りをしていた5匹の土着猫を見つけ、アメリカに連れて帰りました。その後「シンガプーラ」と名付け、繁殖活動を行った結果、10年足らずの間にシンガプーラの血統が確立されることとなります。シンガプーラはサンスクリット語で「太陽の街」を意味しています。
③体格やサイズ
シンガプーラの体高は約25cm、体重は約2〜3kgとなっており、猫全体の平均体重が3.6〜4.5kgなのでかなり小さいことが分かります。しかし、小さい体のわりに、筋肉質でがっしりとしたセミコビータイプのボディをしているので細身ではありません。頭は小さく丸く、両端には付け根の広い耳がついています。アーモンド型をしたつり目気味の大きな目もシンガプーラの特徴の一つです。また、シンガプーラは生後9週間まで瞳がさまざまな色に変化します。
④被毛・毛色
シンガプーラの毛色は1色のみです。毛色はセピアカラーでティッキング(1本の毛に濃い色と薄い色が交互に入っていること)が入っています。根本の毛はアイボリーで濃いブラウンのティッキングが入ります。腹部は両脇より薄く淡い色で、尻尾の先はほぼ黒と言ってもいいほどの濃いブラウンになっています。毛は短毛ですがシルクのような滑らかな手触りが特徴です。この色の変化により、光が当たると輝くように見える美しい毛もシンガプーラの大きな魅力のひとつです。
シンガプーラの性格は?

シンガプーラの性格は以下の3つの要素が挙げられます。
- 温厚でおとなしい
- 優しくて甘えん坊
- 好奇心旺盛
一つひとつの性格について詳しくご紹介いたします。
温厚でおとなしい
シンガプーラは「犬のようだ」と言われるほどフレンドリーですが、基本的にはおとなしく、穏やかな性格をしています。ほとんど鳴くこともなく、静かな場所を好みます。体が小さいことから飼育スペースも広く取る必要がないので、初心者の方にもおすすめの猫種といえます。
優しくて甘えん坊
シンガプーラは、優しくて甘えん坊な猫です。人間とのコミュニケーションが大好きなので、可愛い鳴き声でよく話しかけてきます。大好きな飼い主さんの後を付いてまわったり、時には肩に乗ってくる個体もいるようです。しかし、甘えん坊な分、寂しがりやな一面も持ち合わせているので、長時間の留守番には向いていない猫種ともいえます。また、神経質で独占欲が強いので、多頭飼いにはあまり向きません。
好奇心旺盛
シンガプーラは元々、下水溝でネズミを追いかけていたため、運動能力は高く、好奇心旺盛な一面があります。とても賢く、遊びやいたずらが大好きです。飼い主さんとのおもちゃ遊びが大好きなので積極的に遊んであげると喜びます。しかし、好奇心旺盛がゆえに家中のさまざまなものに興味を示してしまうので、危険なものや場所には近づかないように、細心の注意を払うようにしてください。
シンガプーラの飼い方とポイント

実際にシンガプーラを飼う際にはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。シンガプーラの飼い方とポイントについて詳しくご紹介いたします。
どんな人におすすめ?
シンガプーラは甘えん坊なので、一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人に向いています。自宅にいる時間が長い方や、遊びに夢中で付き合ってあげられる方におすすめです。
飼育環境について
シンガプーラは暖かい気候のシンガポールで生まれ、短毛のため暑さには比較的強いですが、寒さが非常に苦手な猫種です。室内飼いを徹底し、冬は室温を高めに設定して暖かく過ごさせてあげましょう。また、騒がしい環境だとストレスが溜まってしまうので、シンガプーラが安心して寝れるスペースを用意してあげてください。
食事・フードについて
シンガプーラのフードを選ぶ際には、タウリンがたっぷりと含まれた高タンパク質のものを選ぶようにしましょう。タウリンは肉類などに含まれている栄養素ですが、猫の身体の中で合成することができない必須アミノ酸となっています。この栄養素は、しっかりとした体格を維持することや、尿路結石の予防に効果的です。また、運動量が多いシンガプーラにはエネルギーの源となる動物性タンパク質が必要不可欠です。加えてシンガプーラは皮膚疾患にかかりやすい猫種なので、低アレルゲンのフードやEPA、DHA、ビオチンなど、皮膚のための栄養素が多く含まれているフードを選ぶのも良いでしょう。
コミュニケーションや運動について
シンガプーラは人間とのコミュニケーションが大好きなので、毎日遊びの時間を取ってあげるようにしましょう。猫じゃらしやお気に入りのおもちゃを使って遊んであげると喜びます。また、シンガプーラは上下運動が得意で高いところを好みます。そのため、運動の一環として、キャットタワーなどを用意するのがおすすめです。ただ、タンスや棚の上にも楽々と登ってしまうため、危険なものは置かないように注意してください。
お手入れについて
シンガプーラはシングルコートの短毛種のため、被毛の手入れは定期的なブラッシングやコーミングで十分です。ゴムやシリコンでできたラバーブラシは皮膚を傷める恐れがないので、短毛種のシンガプーラに最適です。艶出しとして使われる獣毛ブラシも良いですが、静電気が起こりやすいので静電気防止スプレーも準備しておくと良いでしょう。短毛種であるシンガプーラには、基本的にシャンプーは必要ありませんが、年に1回程度のシャンプーをすると美しい毛並みを保つことができます。皮膚が弱い猫には低刺激タイプのシャンプーを選びましょう。また、シンガプーラの爪切りは2週間に1回程度が適切です。爪切りの際には、ペット用の小さな爪切りを使い、丁寧に少しずつ切ります。自分でのお手入れが難しかったり不安な場合は、動物病院で切ってもらいましょう。
シンガプーラに似ている猫は?

シンガプーラに似ている猫として、「アビシニアン」「ソマリ」が挙げられます。
アビシニアンはシンガプーラよりやや大きい猫種です。顔つきやスタイルは似ていますが、シンガプーラで認められている毛色がセピアの1色であることに対して、アビシニアンはルディ、レッド、ブルー、フォーンの4色が認められています。ソマリはアビシニアンの長毛種です。
シンガプーラの平均寿命

シンガプーラの平均寿命は10〜15歳です。猫全体の平均年齢が約15歳なので、平均的な寿命といえます。大切なシンガプーラと少しでも長く過ごせるように、運動量や食事に気を遣ってあげたり、シンガプーラが落ち着いて過ごせる環境を用意してあげましょう。
シンガプーラのかかりやすい病気

ピルビン酸キナーゼ欠損症
ピルビン酸キナーゼ欠乏症は、遺伝性の疾患で、ピルビン酸キナーゼという酵素が欠損し、赤血球が破壊されることで貧血を引き起こす病気です。症状は、口や耳、歯茎の粘膜などが白くなる(貧血)・疲れやすくなる・呼吸が速くなるなどです。この病気は遺伝性の疾患であるため、予防法はありませんが、事前に遺伝子検査によって発症の可能性を確認することはできます。
肥大型心筋症
肥大型心筋症は、心臓が厚くなりすぎて心臓の機能が低下する心臓病の1つです。遺伝子の病気であり、現状では完治は難しく、特に老猫がかかりやすい病気と言われています。初期は無症状ですが、進行すると食欲不振・呼吸困難・舌が青紫になる・後ろ足の麻痺などが現れます。心不全にもつながり、突然死の可能性もある非常に怖い病気です。運動を嫌がったり、疲れやすくなったりした場合は、高齢でなくても検査に行きましょう。
皮膚疾患
シンガプーラは皮膚疾患にかかりやすい猫種です。年中暑く湿度の高い国の出身なので、寒さや乾燥が苦手で、特に乾燥する冬には暖房が必須です。しかし、この暖房器具内のカビ菌や乾燥によっても皮膚疾患になると考えられています。皮膚疾患にかかるとかゆみや炎症、脱毛といった症状がみられます。ブラッシングをする際などに、皮膚の状態をよく観察してあげることが大切です。皮膚が赤くなっていたり、痒がるなどの症状がみられたら、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
シンガプーラと長く過ごすなら、ペット保険に入るのが安心

シンガプーラは他の猫種と比べると比較的丈夫な猫ですが、皮膚疾患にかかりやすい傾向がある猫種です。皮膚疾患は長期的な通院が必要になります。また、突然の病気で、高額な手術代がかかる可能性もあります。そのため、シンガプーラを安心して育てるためには、もしもの時に備えてペット保険に入ることがおすすめです。高額になりがちなペットの診療費に備えることで、いざという時に十分な治療を受けさせることができます。
ペット保険なら日本ペット少額短期保険株式会社

ペット保険「いぬとねこの保険」なら、補償内容や保険料などのニーズに合わせて、以下の3つのプランから保険を選べます。
- プラチナプラン(通院・入院・手術)
- ゴールドプラン(通院)
- パールプラン(手術)
すべての補償を重視
あらゆる病気やケガなど、さまざまなリスクに幅広く備えたい場合は、通院・入院・手術を回数制限なし、日額制限なしのフルカバーで対応できるプラチナプランがおすすめです。
プラチナプランについてはこちらをご覧ください。
通院などの少額補償を重視
日々の通院治療を重視しつつ保険料を抑えたい方には、回数制限なし・日額制限なしで通院治療を補償するゴールドプランがおすすめです。長期的な通院が必要になった場合でも、安心して対応できます。
ゴールドプランについてはこちらをご覧ください。
手術に特化した補償を重視
保険料をなるべく抑えつつ、万が一の時に安心したい方は、手術のみをカバーするパールプランがおすすめです。高額な手術が必要になるリスクに対応できます。
パールプランについてはこちらをご覧ください。
大切なシンガプーラと少しでも一緒に過ごせるように、もしもの時に備えてペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
「いぬとねこの保険」について、詳細はこちらをご覧ください。
まとめ

世界最小の可憐な猫、シンガプーラ。シンガプーラは他の猫種と比べると比較的丈夫ではありますが、心筋症や皮膚疾患にかかりやすい猫種です。ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、シンガプーラがかかりやすい病気を理解し、必要性に応じたペット保険を選べるようにしましょう。

猫種分類表
猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません
下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。
猫種
- アビシニアン
- アメリカンカール
- アメリカンキューダ
- アメリカンショートヘア
- アメリカンボブテイル
- アメリカンポリダクティル
- アメリカンワイヤーヘア
- アメリカンリングテイル
- アラビアンマウ
- アルパインリンクス
- イジアン
- ウラルレックス
- エイジアン
- エキゾチック・ショートヘア
- エジプシャン・マウ
- オイイーボブ
- オーストラリアンミスト
- オシキャット
- オホサスレス
- オリエンタル
- オリエンタルバイカラー
- カラーポイントショートヘア
- カリフォルニアスパングルド
- キプロスアフロディーテ
- キムリック
- キンカロー
- クリッパーキャット
- クリリアンボブテイル
- コーニッシュレックス
- コラット
- ア行に属する猫の種類
- カ行に属する猫の種類
- サイベリアン
- サバンナ
- サファリ
- ジャパニーズボブテイル
- ジャーマンレックス
- シャム
- シャルトリュー
- シャンティリー
- ジェネッタ
- シンガプーラ
- スキフトイボブテイル
- スクーカム
- スコティッシュフォールド
- スノーシュー
- スフィンクス
- セイシェルワ
- セイロンキャット
- セルカークレックス
- セレンゲティ
- ソコケ
- ソマリ
- ターキッシュアンゴラ
- ターキッシュバン
- チートー
- チャウシー
- デザートリンクス
- テネシーレックス
- デボンレックス
- トイガー
- ドウェルフ
- ドラゴンリー
- トンキニーズ
- ドンスコイ
- ナポレオン
- ネベロング
- ノルウェージャンフォレストキャット
- サ行に属する猫の種類
- タ行に属する猫の種類
- ナ行に属する猫の種類
- バーマン
- バーミーズ
- バーレイニディルムンキャット
- ハイランドリンクス
- ハバナブラウン
- ハバリ
- バリニーズ
- バンビーノ
- ピーターボールド
- ピクシーボブ
- ヒマラヤン
- フォールデックス
- ブラジリアンショートヘアー
- ブランブル
- ブリティッシュ・ショートヘア
- ブリティッシュロングヘアー
- ペルシャ
- ベンガル
- ボンベイ
- マンクス
- マンダレイ
- マンチカン
- ミヌエット
- ミンスキン
- メインクーン
- メコンボブテイル
- モハーベスポッテド
- モハーベボブ
- ユークレイニアンレフコイ
- ヨークチョコレート
- ヨーロピアンショートヘア
- ライコイ
- ラガマフィン
- ラグドール
- ラパーマ
- ラムキン
- ロシアン・ブルー
- ハ行に属する猫の種類
- マ行に属する猫の種類
- ヤ行に属する猫の種類
- ラ行に属する猫の種類
猫の知識コラム
- 猫の年齢は人間の年齢に換算すると何歳?平均寿命や長生きのポイントなどを徹底解説!
- 猫の発情期はいつから始まる?見られる行動や対策方法などを徹底解説!
- 猫の発情期は何か月から?期間や行動、困った行動への対策などを解説!
- 猫の鳴き声から分かるサインを徹底解説!うるさいときの対処法も紹介!
- 猫の爪切り《獣医師監修》切り方のコツや嫌がる猫の対処法などを紹介
- 猫のしつけ方とコツを紹介!いたずらやトイレ、噛み癖の対策を解説猫のしつけ方とコツを紹介!いたずらやトイレ、噛み癖の対策を解説
- 猫が便秘になったらどうする?原因・症状、解消法を解説
- 猫の飼い方ガイド:心構えや準備しておくべきものを一挙紹介!|猫の保険
- 猫の性格は色や柄・模様で決まる?特徴や性格別の猫の種類を紹介!|猫の保険
- 猫にチーズをあげてもいい?注意点や与えすぎた場合の対処法
- 猫のペット保険の必要性は?メリット・デメリットや加入の流れなどを解説!
- 【獣医師解説】猫の予防接種の必要性とは?ワクチンの種類や予防できる病気を紹介
- 【獣医師解説】猫のくしゃみの原因は?症状から考えられる病気や予防方法を紹介
- 猫の平均寿命は?ご長寿猫は何歳まで生きた?
- 猫の目やにの原因とは 危険な症状や対処法、目薬のさし方を徹底解説
- 猫風邪とは?症状や危険性、原因、治療方法・費用などを徹底解説
- 猫がチョコレートを食べるとどうなる?症状や危険性、応急処置の方法を紹介
- 猫に牛乳を与えるのはNG?与え方や注意点、与える効果について解説
- 猫に寄生するマダニを徹底解説!種類や症状、予防対策をご紹介
- 猫が吐いた!嘔吐したもので分かる原因や危険性、対処法、考えられる病気などを解説
- 猫の目の充血や目やに...気になる症状別に原因や考えられる病気、対処法などを解説
- 猫に玉ねぎを与えてはいけない理由とは?引き起こされる症状や対処方法などを徹底解説
- 猫が咳をする原因は?病気の可能性やすぐに受診すべき症状などを徹底解説!|猫の保険
- 猫の鼻水の原因とは?病気の可能性や病院での治療の流れ、自宅での対処法|猫の保険
- 猫は熱中症になりにくい?症状や対策・対処法などを解説|猫の保険
- 猫が水を飲まない理由は?病気の可能性や飲ませるための工夫・対処法など|猫の保険
- 猫の皮膚の病気の原因や症状、診察~治療までの流れを解説!|猫の保険
- 愛猫の口臭がきつい?原因や病気の可能性、予防・改善策などを徹底解説!
- 野良猫を保護するには?保護する前に必要な心構えや注意点を医師が解説!
- 【早見表あり】猫の年齢を人間の年齢に換算する方法などを解説!
- 初めて飼う人におすすめ!猫を選ぶ際のポイントと猫種ランキング
- 子猫が鳴く理由と、鳴き声に隠された意味とは?成猫の鳴き声や病気の可能性なども解説
- 猫がゴロゴロと鳴く意味は?仕組みや見分け方などを徹底解説!
- 猫の肉球はかわいいだけじゃない!役割や色と毛の柄・性格の関係性などを徹底解説!
- しっぽの動きから分かる猫の気持ちとは?猫の種類や性格も解説!
- 猫がふみふみする理由とは?しぐさから分かる気持ちを解説!
- 飼い方
- しつけ・育て方
- 健康・病気
- 豆知識