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三毛猫の保険 | 種類や性格は?オスが少ない理由や飼い方のコツも紹介

三毛猫は、日本で古くから愛されてきた日本特有の猫です。海外でも人気が高く、白・黒・茶の3色の被毛が特徴的で、猫らしさ溢れる気まぐれな性格が魅力です。三毛猫は雑種であることが多く、ほとんどがメスであることから比較的丈夫と言われています。しかし、長く大事に育てるためには、三毛猫の特徴やかかりやすい病気・ケガなどを理解し、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選ぶことが大切です。この記事では、三毛猫の種類や性格、オスが少ない理由やかかりやすい病気、ペット保険の選び方などを解説しています。

三毛猫

三毛猫の特徴と魅力

三毛猫、床

三毛猫の性格は?

日本の猫として代表的な三毛猫は、知的さと気ままな性格が特徴の猫です。賢く、環境変化に柔軟に適応します。また、プライドが高くマイペースで、クールな性格の持ち主です。その猫らしい性格から「猫の中の猫」と言われることもあります。

人との適度な距離感を保ちながら、甘えたい時はすり寄ってくるというツンデレな性格が、三毛猫の魅力です。また、三毛猫はメスが多いため、母性が強い子が多いとされています。

三毛猫の歴史や起源

現在の飼い猫の起源はエジプトのイエネコと言われています。ネズミをはじめとした害獣を駆除してくれる存在として、特に農家で重宝されていました。突然変異や交配を繰り返し、次第にさまざまな品種や毛色・柄の猫が誕生したのです。

日本では、古くから日本猫と言われる特有の猫種が親しまれてきました。その1つであるジャパニーズボブテイルは、短い毛と短くて丸いしっぽが特徴の猫です。ジャパニーズボブテイルには三毛猫が存在し、1978年には、純血猫品種登録機関であるCFA(The Cat Fanciers' Association )が三毛のジャパニーズボブテイルを初めて純血種として公認しました。第二次世界大戦以降、海外からさまざまな外来種が持ち込まれて交配が進み、現在の三毛猫に至ります。

三毛猫が生まれやすい猫種

三毛猫が生まれやすい猫種は以下のとおりです。

<短毛種>
・エキゾチックショートヘア
・マンチカン
・スコティッシュフォールド
<長毛種>
・ノルウェージャン・フォレスト・キャット
・メインクーン
・サイベリアン

三毛猫として生まれるか否かは遺伝子によって決まります。そのため、上記はあくまでも三毛猫が比較的生まれやすいと言われる猫種であり、必ず三毛猫になるわけではない点に注意が必要です。

三毛猫の模様と種類について

三毛猫、顔、見上げる

三毛

一般的な三毛猫は、白・黒・オレンジに近い茶色の3色の被毛を持っており、模様がなく色の違いがはっきりとわかります。特に黒の割合が多いのが特徴です。日本独自の種類であるため、海外では希少価値が高く人気を集めています。さまざまな猫との交配が進み、飛び三毛や縞三毛といったほかの種類が増えています。そのため、純粋な三毛は希少性が高まっているのです。

飛び三毛

飛び三毛は、3色のうち白の割合が最も多いのが特徴です。大部分が白色で、黒色やオレンジに近い茶色のブチ模様が所々見られます。色が飛び飛びで入っているため、飛び三毛と呼ばれるのです。音やニオイに敏感な神経質な猫が多いと言われています。

縞三毛

縞三毛は、白・黒・オレンジに近い茶色の被毛を持っており、黒とオレンジに近い茶色 が縞模様になっている種類です。薄三毛に似ていますが、薄三毛よりも色が濃いのが特徴です。トラ猫のような雰囲気があり、物静かで大人しい性格の持ち主と言われています。

薄三毛

薄三毛は、キジ三毛とも呼ばれ、全体的に薄い色合いが特徴です。黒い部分はグレー、オレンジに近い茶色は薄い黄色と、他の三毛猫よりも淡い色合いになります。シルバーの被毛を持つ遺伝子が入ると、毛の根元が白くなってさらにトーンが薄くなるのです。また、額にM字模様やラインが入っています。やわらかい雰囲気が魅力です。

三毛猫のオスが少ない理由とは?

三毛猫、毛布


三毛猫は、メスがほとんどでオスが少ないのが大きな特徴です。その理由は、猫の毛色を決める遺伝子にあります。メスの染色体は「XX」、オスの染色体は「XY」です。白以外の毛色を持てる遺伝子は、性別を決める染色体のX染色体側につきます。そのため、X染色体を2つ持つメスは白以外に2色を持てるのに対し、オスは単色、もしくは白以外に1色しか持てません。このように、メスは白以外の色を持てる染色体が2つあるため、三毛猫にはメスが多く、オスが極めて少ないのです。

三毛猫のオスが生まれる確率

三毛猫のほとんどがメスですが、まれにオスが発生する可能性もあります。オスの中でも、突然変異で「XXY」という染色体を持つ場合や、モザイクと呼ばれる変異が起こる場合、X染色体を2つ持っていることがあるのです。この場合、白以外の2色を持てるため、三毛猫が誕生します。ただし、突然変異であるため可能性は極めて少なく、その確率は実に3万分の1、0.03%と言われているほどです。また、オスの三毛猫は生まれつき体が弱かったり、生殖能力が機能しなかったりといった症状が見られることが多いです。

三毛猫のオスは「幸運の証」って本当?

江戸時代、オスの三毛猫は航海安全の守り神と信じられていました。もともと、3は縁起が良い数字であり、賢く病気にかかりにくいという性質から、三毛猫は幸運を呼ぶ猫とされていました。招き猫のモデルにもなっています。

さらに希少性の高い三毛猫のオスは、縁起が良い猫として、幸運の証と言われているのです。天気を予知できる、という言い伝えもあったことから、江戸時代では、守り神として航海の船に乗せられていました。このように、三毛猫のオスは幸運を運ぶ存在として重宝されてきたのです。

メスばかりなのに絶滅しないのはなぜ?

オスが滅多に生まれないということは、交配が進まないということです。また、三毛猫のオスは生殖能力が機能しない場合も多いです。三毛猫はメスばかりなのに、なぜ絶滅しないのでしょうか。

そもそも、三毛猫は3色の被毛を持った猫のことであり、猫の品種ではありません。その猫が持つ遺伝子によって、三毛猫になるか否かが決まります。毛色を決める遺伝子は、親猫から子猫へ遺伝します。三毛猫になる遺伝子を受け継いだメスが、三毛猫を産む可能性があるため、絶滅しないと言われているのです。

三毛猫が人気な理由

日本原産の猫として親しまれている三毛猫は、縁起が良いとして古くから大切にされてきました。赤川次郎の「三毛猫ホームズ」シリーズをはじめとし、多くの小説や映画などに登場しています。

また、三毛猫は海外では非常に珍しく、人気が高いです。英語では「キャリコ」、フランス語では「トリコロール」などと呼ばれているほか、北米やヨーロッパでは日本原産のジャパニーズボブテイルが「MIKE(ミケ)」と呼ばれています。愛猫家の間では高値で取引されることもあるほど、希少性が高く人気を博しているのです。

三毛猫をお迎えする方法・準備は?

三毛猫、食事、食器

ペットショップやブリーダーでお迎えする

三毛猫は、ペットショップやブリーダーでお迎えできます。ペットショップは、ご自身の都合に合わせて気軽に訪れることができ、必要なグッズも一緒に揃えられるため、スムーズにお迎えの準備を整えられるのがメリットです。ただし、必ずしも三毛猫がいるとは限らないため、定期的に通ったり、数カ所訪れたりする必要があります。

親猫や兄弟の姿を見たい場合や、これまでの成長の様子やわからないことなどを直接聞きたい場合は、ブリーダーからお迎えすることがおすすめです。ブリーダーは生まれた時から育てており、猫を育てるプロであるため安心してお迎えできます。また、親猫の姿を見せてもらえれば、成長後の姿も想像がつきやすいです。

必要なグッズを準備する

三毛猫のお迎えが決まったら、必要なグッズを準備しましょう。以下のようなグッズを揃える必要があります。

・食事用のグッズ:食器、給水器など
・トイレ用のグッズ:固まる猫砂トイレ、システムトイレなど
・就寝用のグッズ:猫用ベッド、ハウスなど
・運動用のグッズ:キャットタワー、おもちゃなど
・外出用のグッズ:キャリーバッグ

また、部屋の環境を整えることも大切です。三毛猫には体を動かすことが大好きな子が多いため、おもちゃやキャットタワーなどを準備しましょう。その際は、落下や脱走防止、滑り止め対策など、安全に遊べる工夫をすることが大切です。

三毛猫の飼い方のコツ

三毛猫、子猫、顔

適度な距離感を保つ

三毛猫はプライドが高く、信頼関係の構築が重要です。しつこく接すると離れてしまい、無理に近づくと信頼してもらえなくなる可能性もあります。三毛猫は、甘えたい時は自分からすり寄ってくるタイプです。適度な距離感を保ちながら、徐々に信頼関係を構築しましょう。

しつけの際も、思い通りに行かないからといって怒鳴ったり無理に教えたりすると、どんどん言うことを聞かなくなってしまいます。三毛猫は賢い子が多いため、焦らず優しく教えることで、しつけを覚えてくれるでしょう。

部屋を清潔に保つ

三毛猫には、神経質で綺麗好きな一面もあります。トイレが汚れていると別の場所で排泄したり、食器が汚いと食事を取らなくなったりします。気に入らないと判断した環境を徹底的に拒み、ストレスの原因にもなるため注意しましょう。日頃から部屋を掃除し、清潔に保つことが重要です。

十分な運動でストレスを解消させる

三毛猫は身体能力が高く、体を動かして遊ぶことを好みます。運動不足になるとストレスを抱えてしまうため、キャットタワーやおもちゃを用意するなど、十分に運動できる環境を整えましょう。飼い主から遊びに誘い、積極的に運動させることも大切です。

適度に食事を変える

三毛猫は気分屋で飽きっぽいことが多いです。そのため、毎回同じ食事を出していると、飽きて食事を取らなくなってしまうことがあります。何種類かのキャットフードを準備してローテーションしたり、缶詰やおやつなどたまには違うものをあげたりなど、飽きさせない工夫が必要です。食事の環境を清潔に保っているにもかかわらず食事を拒むようになったら、キャットフードを変えてあげましょう。

三毛猫がかかりやすい病気・ケガ

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三毛猫は多くの場合雑種であり、さらにほとんどがメスであることから、体が丈夫で寿命が長いことが多いです。しかし、一般的に猫がかかりやすい病気・ケガには注意しましょう。
猫がかかりやすい病気は以下のとおりです。

・慢性腎臓病
・尿石症
・猫汎白血球減少症

慢性腎臓病

慢性腎臓病は、腎臓の機能が低下してしまう病気です。加齢が原因であることが多く、初期症状に気づくのは難しいです。進行すると、体重減少や嘔吐、多飲多尿などの症状が見られるようになり、やがて重篤化し、集中的な治療が必要になります。

腎臓病には、急性と慢性の2つがあります。何らかの原因で急に腎機能が働かなくなる急性腎臓病は、治療により回復する可能性があります。一方、年齢とともに徐々に腎機能が衰えていく慢性腎臓病は、治療しても機能が回復することはありません。そのため、体内の毒素を排出したり、進行を和らげたりするための治療が行われます。

尿石症

尿石症は、腎臓から尿道につながる尿路に結石ができ、排尿に影響を与える病気の総称です。結石ができる部分によって、尿道結石や尿管結石、腎臓結石など病名が変わります。尿石は、尿に含まれるミネラル成分が集合し、結晶化することで発生します。

トイレに行く回数が増える、少しずつしか排尿しない、排尿の際に痛がるなどの症状が見られたら、尿石症の可能性が高いです。そのほか、泣き止まない、トイレからなかなか出てこないなどの異変に気づいたら、すぐに受診しましょう。急変してしまうリスクもあるため、注意が必要です。

猫汎白血球減少症

猫汎白血球減少症は、猫パルボウイルスに感染することで発症する病気です。猫パルボウイルスは、糞便などに交じって排出され、非常に強い感染力を持つのが特徴です。

腸に炎症が起こり、嘔吐や下痢、脱水などの症状が現れます。進行すると、病名のとおり白血球が減少し、抵抗力が一気に落ちてしまいます。さまざまな病気にかかりやすくなり、死に至る可能性もあるため注意が必要です。妊娠中の母猫が感染すると、子猫にも感染し、流産や死産、障害が発生するリスクもあります。

猫汎白血球減少症にはワクチンがあります。継続的に接種することで免疫ができ、発症を予防できます。ウイルスから守るために、子猫の時期からワクチンを接種しましょう。

三毛猫に必要な補償内容

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傷病別の必要な補償内容

尿石症

尿石症の治療には、食事療法と手術の2つがあります。食事療法では、結石を溶かしたり結石ができるのを防ぐための療法食を取り、治癒を目指します。また、大きな結石が見られる場合は、外科的手術で尿石を取り除くことが必要です。手術には5万円程度かかることが多く、検査費や注射費などを合わせて8万円ほどかかる場合があります。

結石の大きさや場所などによって必要な治療は異なるため、通院・手術・入院を幅広くカバーできる補償プランがおすすめです。


猫汎白血球減少症

猫汎白血球減少症の原因となる猫パルボウイルスには、直接対処できる有効な治療法がありません。そのため、点滴や抗生物質、インターフェロンと呼ばれるタンパク質を投与するなど、回復を助ける対処療法が行われます。

回復した後も、しばらく糞尿からウイルスを排出する可能性があります。複数回の通院が必要になる場合もあるため、通院の日数や回数に制限がない補償がおすすめです。

ペット保険の選び方のポイント

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比較的丈夫と言われる三毛猫ですが、猫がかかりやすい病気・ケガには注意が必要です。中には、継続して通院治療が必要になる病気や、高額な手術を伴うものもあります。万が一の事態に備えて、ペット保険に加入すると安心です。
ペット保険にはさまざまな補償プランがあります。備えたいケースや経済力などに応じて、ご自身にあったものを選びましょう。

年齢ごとの病気・ケガの注意点まとめ

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子猫(0-1歳)

子猫の時期は、さまざまな感染症にかかるリスクがあるため、混合ワクチンを打ちましょう。最初の予防接種は、母猫からの免疫が切れる生後2ヶ月頃を目安に受けてください。特に、子猫の時期は猫汎白血球減少症による死亡率が高いです。動物病院に相談して、ワクチンを受けるタイミングなどを確認しましょう。

また、子猫の時期は異物を誤飲したり、猫風邪を引いたりするリスクもあります。口に入れたら危険なものを三毛猫が届く範囲に置かない、風邪の症状が見られたらすぐに受診するなどの対策が必要です。

成猫(1歳- 6歳)

三毛猫は比較的丈夫と言われていますが、一般的に猫がかかりやすいと言われている病気には注意が必要です。特に尿石症を発症し、結石が尿路を完全にふさいでしまうと、排尿が全くできなくなる極めて危険な状態になります。老廃物を排出できないため尿毒症を発症したり、膀胱が破裂してしまったりといったリスクもあるため、排尿の様子には特に注意しましょう。

老猫(7歳以降)

7歳以降の高齢期は、さまざまな病気にかかりやすいため特に注意が必要です。体調を日頃から観察し、定期的に動物病院で検診を受けるなどして、早期発見・治療を行えるようにしましょう。

特に、高齢期は慢性腎臓病を発症するリスクが高いです。死亡率が高く、一度発症すると腎機能を回復させることはできません。しかし、早期に発見して治療を行えば、病気の進行を緩やかにできます。体調変化に敏感になり、素早く処置できるようにしましょう。

まとめ

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今回は、三毛猫について、種類や特徴、オスが少ない理由や飼い方のコツなどを幅広く解説しました。日本で古くから愛されてきた三毛猫は、海外でも人気を集めています。丈夫と言われている三毛猫ですが、猫がかかりやすい病気やケガには注意が必要です。ペット保険に加入することで、万が一の事態にも安心して対応できます。ペット保険には複数のプランがあり、補償内容もさまざまです。三毛猫がかかりやすい病気を理解し、ニーズに合ったものを選びましょう。

アルファ動物病院院長鍋島先生

監修獣医師

鍋島淳 (アルファ動物病院院長)

東京大学卒業後、同大学付属動物病院にて研修。
1979年東京都葛飾区に動物病院を開院、院長に。現在に至る。
東京都獣医師会所属。

<アルファ動物病院>

猫種分類表

猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません

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猫種