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ダルメシアンの特徴とは?寿命や性格、飼い方のポイントなどを徹底解説!|犬の保険

「101匹わんちゃん」でおなじみのダルメシアンは、よく目立つ黒のスポット柄と、筋肉質で引き締まった姿が特徴的な犬種です。運動能力の高さや、信頼している飼い主に忠実な性格など、魅力的なポイントは多数あります。比較的飼いやすい犬種ですが、かかりやすい病気もあるため、注意が必要です。今回は、ダルメシアンの特徴や飼い方のポイント、気を付けたい病気などを解説します。

ダルメシアン

ダルメシアンとはどんな犬種?

ダルメシアン、散歩


ダルメシアンは、白の被毛に黒のスポット柄が特徴的な犬種です。ディズニー映画「101匹わんちゃん」に登場し、人気になりました。

ダルメシアンの基本情報は以下のとおりです。


英語表記 dalmatian
原産国 クロアチア
サイズ 大型犬
グループ 6G 嗅覚ハウンド
平均寿命 12〜14歳

ダルメシアンの歴史・背景について

ダルメシアンの原産国は、クロアチアとされています。犬種名の由来は「ダルメシア」という地方名からきた、という説がありますが、定かではありません。

しかし、実は起源ははっきりとはわかっておらず、ヨーロッパやインド、エジプトなどにもダルメシアンがいたと考えられる記録が残っています。

16世紀ごろに美術品、18世紀には書物に、ダルメシアンとわかる犬の記録が残されています。

ダルメシアンは、世界各地で活躍していました。たとえば、イギリスでは馬車の護衛役として活躍し、馬の横を走っていたとされています。「コーチ・ドッグ(馬車犬)」とも呼ばれていました。

アメリカでは、消防用の馬車の護衛役として活躍し、現在でも「消防署の犬といえばダルメシアンというイメージが強いです。

19世紀には、その美しいスタイルと特徴的な模様から、貴族や富裕層の愛玩犬として愛されていました。そして、1890年にダルメシアンのスタンダードが正式に認められ、血統登録されました。

しかし、20世紀から馬車の代わりに自動車が登場したことで、ダルメシアンも仕事を失い、徐々に人気がなくなってしまいます。

その後、「101匹わんちゃん」がヒットしたことで人気が再燃し、一般家庭でも飼育されるようになり、現在に至ります。警察犬や救助犬などとしても、幅広く活躍している犬種です。

ダルメシアンはどんな性格?

ダルメシアン、2頭


ダルメシアンは、非常に活発で明るい性格です。体を動かすのを好みます。

家族によく懐き、陽気にふるまう一方で、警戒心が強く、知らない人やほかの犬には人見知りをすることもあります。初対面の人やほかのペットと会わせる際は、ストレスを与えないよう配慮することが大切です。また、子どもと遊ばせる際は、怪我をさせないよう注意しましょう。社会性を身につけるため、子犬の頃からしつけをすることも大切です。

頑固な部分もありますが、しつけ自体は難しくはありません。失敗を叱ると言うことを聞かなくなってしまうため、褒めてのばすことを心がけましょう。

ダルメシアンの特徴は?

ダルメシアン、子犬、2匹


ここでは、ダルメシアンの体の大きさや毛色、被毛の特徴について見ていきましょう。

大きさの特徴

ダルメシアンは大型犬に分類されます。サイズの目安は以下のとおりです。

  • 体高:オスが約56〜61cm、メスが約54〜59cm
  • 体重:オスが約27〜32kg、メスが約24〜29kg

体高(人の身長に相当する高さ)と体長(前胸からお尻までの長さ)のバランスは、約9:10です。筋肉質で引き締まった体をしています。

毛色の種類・被毛の特徴

ダルメシアンの被毛はホワイト&ブラックか、ホワイト&レバーです。白い被毛をベースに、黒、あるいはブラウンのスポット柄が体全体に分布しています。スポット柄の大きさや出方には個体差があります。

被毛はシングルコートで、なめらかで光沢のある短毛が特徴です。短毛ですが、皮毛が抜けやすいため、こまめなブラッシングが欠かせません。

なお、突然変異でまれに長毛のダルメシアンが生まれることがありますが、こちらはスタンダードとしては認められていません。

ダルメシアンの飼い方のポイント

ダルメシアン、走る


ダルメシアンは比較的飼いやすい犬種ですが、その活発さゆえに運動量を確保したり、安全な飼育環境を整えたりと、さまざまな配慮が必要です。ここでは、ダルメシアンの飼い方のポイントを説明します。

1:運動量

ダルメシアンを飼うためには、かなりの運動量が必要です。

ダルメシアンは運動神経が抜群で、特に持久力に優れています。馬車の護衛役として活躍していただけあり、30km程度の距離もなんなく走れるほどです。

そんなダルメシアンを満足させるためには、毎日お散歩に連れて行き、部屋でも遊んであげるなど、運動する時間を積極的にとる必要があります。思いきり体を動かせるよう、ドッグランに連れていくことも大切です。

そのため、運動する時間を確保できる方でないと、ダルメシアンを飼うのは難しいでしょう。また、散歩中に強く引っ張られることもあるため、ダルメシアンをコントロールできる体力も求められます。

2:飼育環境

活発に動くダルメシアンだからこそ、怪我をしないよう飼育環境を整えることが大切です。

特に、床を滑りにくくする工夫が欠かせません。走って滑ってしまうと、怪我につながります。特に、大型犬は加齢とともに筋肉が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させるのが難しくなり、関節に負担がかかってしまいます。フローリングの上には滑り止めマットやカーペットを敷きましょう。

また、ダルメシアンは短毛であるため、床で直接寝ると床ずれやタコができてしまいます。寝床にはクッションを置くことがおすすめです。

3:フード

運動量が豊富なダルメシアンには、栄養価の高いフードを与える必要があります。

主食には、一般食ではなく総合栄養食を選びましょう。総合栄養食は、フードと水のみで、1日に必要な栄養をバランスよく与えられるように作られています。一方、一般食は食いつきを重視しているため、主食として与えると栄養が偏ってしまいます。

また、ライフステージや年齢、目的ごとに適切なフードを選ぶことも大切です。

愛犬のためにフードを手作りしたい場合は、必要な栄養素を網羅するのが難しいため、いつものフードと混ぜたりサプリメントで補ったりしましょう。

4:お手入れ・ブラッシング

ダルメシアンは耳が垂れているため、耳の病気にかかりやすいのが特徴です。耳を清潔に保てるよう、定期的にお手入れする必要があります。

ニオイが気にならない場合は、耳の入り口付近を柔らかい布で軽く拭いてあげましょう。ニオイがある場合は、イヤークリーナーを使って掃除してあげてください。

被毛のお手入れについては、ブラッシングとシャンプーが大切です。ダルメシアンは被毛が抜けやすいため、定期的にブラッシングしてあげましょう。皮膚を傷つけないよう、ゴムやシリコンでできたラバーブラシを使って、優しくブラッシングしてください。

また、月に1〜2回ほどシャンプーして、美しい被毛を保ちましょう。やりすぎると皮膚が乾燥したり、傷ついたりします。汚れが気になる場合は、濡らして絞った布で拭いてあげるのがおすすめです。

5:しつけ

ダルメシアンを飼育するためには、しつけも欠かせません。ダルメシアンは警戒心が強いため、適切にしつけられないと、初対面の人やほかの犬を怪我させてしまうリスクがあります。

ダルメシアンをしつける際は、ほめてのばし、信頼関係を築くことが大切です。

信頼した飼い主には非常に従順であるため、毎日根気よくコミュニケーションをとり、メリハリをもって接することで、しつけがうまくいくでしょう。

問題行動が治らない場合は、ストレスが溜まっている可能性があります。体を動かす時間を増やし、運動欲求を満たしてあげてください。

聴覚障害を持っている場合は、ハンドサインを使ってしつけましょう。教えたい行動と手の形を紐付けて、言葉でのしつけと同様に教えます。

ハンドシグナルでしつける際も、常に飼い主の方を気にかけるよう、信頼関係を構築する必要があります。

ダルメシアンの気を付けたい病気はある?

ダルメシアン、公園、2頭


ダルメシアンは、以下のような病気にかかりやすい傾向があります。

  • 聴覚障害
  • 尿路結石症
  • アレルギー性皮膚炎
  • ワーデンブルグ・クライン症候群
  • 甲状腺機能低下症
  • 白内障
  • 股関節形成不全
  • てんかん

ダルメシアンは、遺伝的に聴覚障害になりやすい傾向にあります。呼びかけても反応がなかったり、しつけがうまくいかなかったりする場合は、聴覚障害を疑いましょう。

また、ダルメシアンはほかの犬種に比べて尿酸を分解する能力が不足しており、尿路結石症になりやすい点にも注意が必要です。尿路結石は、腎臓や膀胱、尿管や尿道などに結石ができ、排尿障害を引き起こす病気です。命の危険もあるため、普段からおしっこの様子をよく観察し、異変に気づいたらすぐに動物病院を受診してください。

ほかにも、アレルギー性皮膚炎や、メラニン色素の欠損によって起こる皮膚病であるワーデンブルグ・クライン症候群など、皮膚に関する病気にも注意しましょう。

また、てんかんの好発犬種でもあります。てんかんの発症を予防する方法はなく、一生付き合っていかなければなりません。ストレスや大きな音、強い光といった刺激などが引き金になることも多いため、刺激を与えないよう配慮することが大切です。

愛犬のもしもに備えて保険に加入しましょう

ダルメシアン、散歩、リード


ダルメシアンを長く大切に育てるためには、ペット保険に加入するのがおすすめです。

ペットには公的な保険制度がないため、怪我や病気の際、治療費は全額飼い主の自己負担となります。治療費を理由に適切な治療を行えない、というケースも少なくありません。

ペット保険に加入することで、高額な医療費がかかる万が一の事態にも備えられます。ペット保険には、さまざまな種類やプランがあるため、自分に合ったものを選びましょう。

【おまけ】ダルメシアンに似た犬種

ビーグル


ダルメシアンに似ている犬種は、以下のとおりです。


バセット・ハウンド 垂れ耳で、バイカラーあるいはトライカラーであり、色の入り方がぶち模様のように見える点が似ている
ビーグル 垂れ耳で、体を動かすのが好きな点が似ている
ワイマラナー 垂れ耳で短毛種であり、筋肉質の引き締まった体型が似ている

まとめ

ダルメシアン、毛布、寝転ぶ


ダルメシアンは、特徴的なスポット柄と引き締まった体が魅力的な犬種です。飼い主には従順かつ温厚であり、信頼関係を構築できればしつけも難しくありません。ダルメシアンを飼育する際は、十分な運動量を確保することや、ケガをしないよう安全な飼育環境を整えることが大切です。さらに、気を付けたい病気も複数あります。万が一の事態に備えられるよう、ペット保険に加入してはいかがでしょうか。

犬種分類表

小型犬

中型犬

      ア行
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
  • アメリカン・フォックスハウンド
  • イングリッシュ・コッカー・スパニエル
  • イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
  • ウィペット
  • ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
  • ウェルシュ・コーギー
  • ウェルシュ・コーギー・カーディガン
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル
  • ウェルシュ・テリア
  • エアデール・テリア
  • オーストラリアン・キャトル・ドッグ
  • オーストラリアン・ケルピー
  • オーストラリアン・シェパード
      カ行
  • 甲斐犬
  • キースホンド/ジャーマン・ウルフスピッツ
  • 紀州犬
  • ケリー・ブルー・テリア
  • コーイケルホンディエ
  • コリア・ジンドー・ドッグ
    1. サ行
  • サモエド
  • サルーキ
  • シェットランド・シープドッグ
  • 四国犬
  • 柴犬(小柴・豆柴を含む)
  • シャー・ペイ
  • ジャーマン・ポインター
  • スコティッシュ・テリア
  • スタッフォードシャー・ブル・テリア
  • スタンダード・シュナウザー
  • スタンダード・ダックスフンド
  • スタンダード・プードル
    1. タ行
  • チベタン・テリア
  • チャウ・チャウ
      ナ行
  • 日本スピッツ
    1. ハ行
  • バセット・ハウンド
  • バセンジー
  • ビアデッド・コリー
  • ビーグル
  • プーミー
  • プーリー
  • プチ・バセット・グリフォン・バンデーン
  • ブリタニー・スパニエル
  • ブル・テリア
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ベドリントン・テリア
  • ボーダー・コリー
  • ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ
  • ボストン・テリア
  • 北海道犬
  • ポリッシュ・ローランド・シープドッグ
    1. マ行
  • ミニ・オーストラリアン・ブルドッグ
  • ミニチュア・ブル・テリア

大型犬

      ア行
  • アイリッシュ・ウルフハウンド
  • アイリッシュ・セター
  • 秋田犬
  • アフガン・ハウンド
  • アメリカン・ピット・ブルテリア
  • アラスカン・マラミュート
  • イングリッシュ・セター
  • イングリッシュ・ポインター
  • オールド・イングリッシュ・シープドッグ
    1. カ行
  • カーリーコーテッド・レトリーバー
  • グレート・デーン
  • グレート・ピレニーズ
  • グレーハウンド
  • コーカサス・シープドッグ
  • ゴードン・セター
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラフ・コリー
      ハ行
  • バーニーズ・マウンテン・ドッグ
  • ハリア
  • ブービエ・デ・フランダース
  • フラットコーテッド・レトリーバー
  • ブルドッグ
  • ブルマスティフ
  • ベルジアン・シェパード・ドッグ
  • ボクサー
  • ボルゾイ
  • ホワイト・シェパード・ドッグ
    1. マ行
  • マスティフ
    1. ラ行
  • ラージ・ミュンスターレンダー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • レオンベルガー
  • ローデシアン・リッジバック
  • ロットワイラー
    1. ワ行
  • ワイマラナー

ミックス犬

  • 両親の犬種が分かっている場合(上記表内に対象の犬種がある場合)、いずれか大きい型に分類します。
  • 両親の犬種が不明の場合・両親のいずれかが不明の場合は、下記表のとおり分類します。

種類

生後8ヶ月未満

生後8ヶ月以上

体重

6kg未満

6〜20kg未満

20kg以上

10kg未満

10〜20kg未満

20kg以上

分類

小型犬

中型犬

大型犬

小型犬

中型犬

大型犬

犬の知識コラム